米国ETFおすすめのリストをお探しでしたら、ぜひ本稿をご覧ください。 2026年10月10日時点の「アメカブETFプロ」の内容をもとに、わかりやすくご紹介しています。現在は無料で公開しておりますので、今後の参考としてお役立ていただければ幸いです。

アメカブETFプロとは

アメカブETFプロは、米国株式市場のETF(上場投資信託)のみで構成された、ドル建ての資産運用ポートフォリオです。

 

https://amekabu.com/

 

バイ・アンド・ホールド(Buy and Hold)というパッシブ運用ではなく、その時々のマクロ環境に応じて市況に合った投資戦略へ転換し、高いパフォーマンスが期待されるセクターや資産クラスへ積極的に投資判断を行うアクティブ運用型のポートフォリオです。ただし、デイトレ(デイトレード)とは全く違います。

 

前号につきましては『米国株おすすめETF (2026年10月3日号)』を、ご参照下さい。

 

 

それでは、本題に入ります。

2026年10月10日号の市況観

米ドル指数

米ドル指数は週を通じて短期、中長期ともに強気トレンドを維持しました。対ドルでユーロ、英ポンド、カナダドルの軟調な地合いが続くなか、米ドル指数は月曜5日に「米国経済成長とインフレ加速」局面における高値を更新しました。

 

DXY指数 - 60分足
 ユーロ/米ドル - 60分足
 英ポンド/米ドル - 60分足
 カナダドル/米ドル - 60分足

 

アメカブドットコムでは、通貨の直接的なポジションは保有せず、ドルと順相関または逆相関の関係にある資産を通じて米ドル指数の相場観を体現しています。ドルに対する30日相関係数は、金(ゴールド)が‐0.87(120日では-0.86)である一方、ビットコインは+0.72となっている。この相関関係を踏まえ、現在はビットコインをロング、貴金属をショートとする戦略を採用しております。

 

ビットコイン - 日足
金(スポット)- 日足

 

また、金については、短期、中長期ともに弱気トレンドを示しており、アメカブドットコムが独自に算定している予測変動レンジの上限に接近していることから、新たなショート候補として検討中です。

米国債利回り

https://amekabu.com/bonds

 

米10年国債利回りは、水曜7日に5.33%まで上昇し、「経済成長・インフレ加速」局面における最高値を更新しました。この数値は、2002年以来の高水準です。今週水曜14日の米国CPIの発表を控え、先週金曜9日までの利回りの予測変動レンジは、下限値が連日で大幅に切り上がった形を示し、アメカブドットコムのCPIナウキャスト(クリーブランド連邦準備銀行のモデルに少し手を加えただけです)も、引き続き上昇しています。

 

アメカブドットコムでは、イールドカーブが足元でスティープ化していることを受け、フラット化を見込むポジションについては全て解消しております。もし現時点で方向性を選べと言うのなら、スティープ化の方をより強く見込みます。

 

米国債利回り(3ヶ月、2年、5年、10年、30年)

 

債券市場のボラティリティ低下を背景に、アメカブドットコムが以前に紹介していたシンプリファイ金利ヘッジETF(PFIX)は、前週比4.8%下落していました。アメカブドットコムは、先週号の上昇局面で保有分の全てを売却し利確したものの、PFIXは前月比でなお+18.8%高となっております。

 

PFIX: シンプリファイ金利ヘッジETF - 日足

ボラティリティ(オプション市場)

MOVE指数は前週比-6.9%低下し、その数値は100.7となったものの、前月比では依然と+32.3%高いです。一方、VIX指数はリスクオンを示唆する水準にとどまりました。短期のインプライド・ボラティリティ(IV)は金曜9日時点で12と通常レンジ内にありますが、アメカブドットコムは、今週水曜14日に発表されるCPIが上振れし、その影響により市場でヘッジ需要が急速に高まった場合、VIX指数は20台前半まで上昇する可能性があると見ております。

 

MOVE指数 - 日足
VIX指数 - 日足

コモディティ(商品市場)

タンカー海運(BWET)は騰勢を一段と強め、前週比で+13.0%も上昇しました。アメカブドットコムが、「米国ETFおすすめ (2026年9月26日号)」で紹介して以来の上昇率は46.38%に達しました。石油精製(CRAK)も前週比で+3.1%高、ブレント原油(BNO)は同+1.4%高となりました。

 

BWET: ブレークウェーブ・タンカー・シッピングETF - 日足
CRAK: ヴァンエック石油精製ETF - 日足
BNO: 米国ブレント原油ファンド - 日足

 

暗号資産では、ビットコイン(IBIT)とイーサリアム(ETHA)のロングに加え、短期および中長期ともに強気シグナルが点灯したソラナ(SOLZ)を水曜7日に、この資産クラスのロング側のリストに新規で追加しました。

 

IBIT: iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF - 日足
ETHA: iシェアーズ・イーサリアム・トラストETF - 日足
SOLZ: ソラナETF - 日足

グローバル株式指数(米国を除く)

アメカブドットコムが、ショート側で最も長く保有しているカタール(QAT)は、前週比でさらに-1.8%下落。サイクル高値からの下落率は-22%に達し、正式に暴落圏入りしました。その他のショート対象であるインド(INDA)とドイツ(EWG)も、それぞれ前週比-1.0%、-0.8%下落しています。

 

QAT: iシェアーズ MSCI カタール ETF - 日足
INDA: iシェアーズMSCIインドETF - 日足
EWG: iシェアーズMSCIドイツETF - 日足

 

なお、INDAとEWGが予測変動レンジの下限値に達していたことから、アメカブドットコムは、金曜9日にこの2つの銘柄を利確しました。今後は、反発後に戻り高値を切り下げる局面で、再びこれらのショート・ポジションを入れ直すことを検討しています。

米国とグローバル・セクター

アメカブドットコムのネット・ロング比率が高めな現在のロング/ショート戦略は、先週そろって4営業日連続で過去最高値を更新しております。その一方で、一般的なロング/ショート型ヘッジファンドのネット・ロング比率は、2026年の最低水準まで低下しています。

 

『アメカブETFプロ』のロング側では、サイバーセキュリティ(BUG)が前週比+6.7%高、北米ソフトウェア(IGV)が同+3.9%高です。一方で、今年6月から保有し、「米国ETFおすすめ (2026年8月29日号)」で利確し、また入り直したSPDRとファーストトラストのヘルスケア(XLV, FXH)ですが、金曜9日に損切しています。

 

BUG: グローバルXサイバーセキュリティETF - 日足
IGV: iシェアーズ北米テック・ソフトウェア・セクターETF - 日足

 

木曜8日は11業種中8業種(セクター)が上昇したものの、テクノロジー株主導で相場全体が下落していました。これを受け、ナスダック100(QQQ)のロング・ポジションを新規に組み入れました。アメカブドットコムの流儀として、最高値を追いかけるのではなく、下落局面の押し目買いを好機と捉えた格好です。

 

QQQ: インベスコQQQトラスト - 日足

 

最後に特筆したい点が、iシェアーズのJPX日経400ETF(JPXN)とファーストトラストの日本株ETF(FJP)のロング・ポジションを新規で追加したことです。これと上記のタンカー海運の騰勢を掛け合わせて、アメカブドットコムとしては稀なケースとして、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)のロング・ポジションを提示いたします。

 

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JPXN: iシェアーズ JPX日経400 ETF - 週足
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FJP: ファーストトラスト日本株AlphaDEXファンド - 週足
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日本郵船 - 日足
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商船三井 - 日足
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川崎汽船 - 日足

オープンポジション

2026年10月10日付の「アメカブETFプロ」の内容は、下記の通りです。なお、各銘柄への投資資金は均一に配分されておらず、不均等になっており、加重する銘柄には優先順位があります。

米国株式

ロング(買い)

ショート(空売り)

グローバル株式(指数)

ロング(買い)

ショート(空売り)

グローバル株式(セクター)

ロング(買い)

ショート(空売り)

ドル建て債券&為替

ロング(買い)

ショート(空売り)

現在は、オープン・ポジションはありません。

コモディティ(商品)

ロング(買い)

ショート(空売り)

現在は、オープン・ポジションはありません。

利確済み取引

10月4日~10月10日の期間

ロング(買い)

ショート(空売り)

その他利確済み(利益率ランキング)

直近12か月以内にクローズされた取引だけです。

ロング(買い)

『アメカブETFプロ』 ロング・ポジションによるリターン実績(直近12カ月間)

ショート(空売り)

『アメカブETFプロ』 ショート・ポジションによるリターン実績(直近12カ月間)

ETF選定ロジックについて

アメカブドットコムは、ニュースで踊ったり、チャートでハルシネーション(幻覚)を見るような投資判断プロセスを行っておりません。

市況予測

アメカブドットコムでは、ユーロ圏を含む世界20ヵ国以上のマクロ環境をモニタリングしています。私たちは主に実質個人消費支出を月間実質GDPの代替指標として活用しています。

投資資金フロー予測

米国の主要な証券取引所や金融機関からAPIを通じて取得した市場データ(価格推移、出来高、オプション価格やそのオープンポジション数など)を活用し、どのような株式の属性やセクターに投資資金のフロー(お金の流れ)によるモメンタムが生じるのかを予測しています。

米ドル指数の動向観測

米国株式市場の取引のうち、およそ80%がコンピューターアルゴリズムによるものです。そして、ドルの値動きとそのトレンドに関するデータ予測が、これらのアルゴリズムに組み込まれている計算式のコアなコンポーネントになっています。

アメカブドットコムの定量分析の目的とは、このコンピューターアルゴリズムのコンセンサスを捉えることなので、米ドル指数の動向を細かくモニタリングしております。

敗戦処理

定量的分析に基づくアルゴリズムで投資判断を行っているものの、それが必ずしも正しい結果につながるとは限りません。ポジションを保有している期間中にプラスとなったにもかかわらず、利益確定のタイミングを逃した銘柄もあります。また、ポジションを保有した翌日に大きく下落した銘柄もありました。

 

投資のヒント:投資は確率論です。たとえ99%の確信があっても、1%の結果が出る場合があります。例えばルーレットでも、黒か赤になる確率は97.40%ですが、2.60%の確率で「0」が出ることがよくあります。したがって、ポジションを始める際は、投資資金の1~2%から始め、その上昇(もしくは下降)トレンドが信頼できるようになったら、徐々に増やしていきましょう。熱いお風呂を先ず指先で温度を確かめるのと同じです。このプロセスは、銘柄選定以上にパフォーマンスに大きな影響を与える要因となります。

教えて!アメカブドットコム

10月4日~10月10日の期間

ロング(買い)

ショート(空売り)

その他損切済み(損失率ランキング)

直近12か月以内にクローズされた取引だけです。

ロング(買い)

『アメカブETFプロ』 ロング・ポジションによる損失記録(直近12カ月間)

ショート(空売り)

『アメカブETFプロ』 ショート・ポジションによる損失記録(直近12カ月間)

最後に

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引き続き、ご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

教えて!アメカブドットコムについて

『アメカブドットコム』は、米国株式市場の動向をデータに基づき分かりやすく把握できるよう、アメリカ上場株式およびETF(上場投資信託)の日次パフォーマンスランキングを提供するサイトです。米国株ランキングを時価総額、セクター、サブセクター、ファンドタイプなど多様な分類軸から市場を分析できるため、市場全体の中でどの領域に強さや弱さ、あるいはモメンタムが生じているのかを簡単に見極めることができます。

 

本サイトは、投資アイデアの発掘とリスク管理の双方を支援することを目的に設計されています。米国主要株価指数だけでは捉えにくい市場の広がりや内部構造を可視化し、大型株が相場を主導しているのか、セクターローテーションが進行しているのか、ETFを通じた資金の流れに変化があるのか、また特定カテゴリー間の相対パフォーマンスにどのような差が出ているのかを把握する際に有用なツールです。

 

本サイトは、米国株式についてのトレンドの発見、銘柄・グループ間の比較、市場参加者の動向変化の見極めを簡単にし、米国株式市場を俯瞰するための実践的な分析ツールとして活用できます。日々の市場データを投資判断に資するインサイトへと結び付けるうえで、有効な情報基盤となります。

セクター別ランキング一覧

時価総額別・ETFランキング

米国株式マーケット情報

米国株決算カレンダー・アメリカIPOスケジュール

アメカブドットコムの米国株決算カレンダーでは、各銘柄の実績EPSとアナリストから集計した予想EPSを掲載しております。これらの数値に加えて各銘柄の四半期収益成長率(前年比)は、マネックス証券、楽天証券、SBI証券には記載されておりませんので、実績PERと予想PERを算出するのに役立ちます。

 

アメリカIPOスケジュールについても、毎週更新しております。今後予定されている新規上場株の予想株価レンジを記載しておりますので、市場の勢いを判断したりするのにご活用ください。

米国経済指標データ

アメカブドットコムが提供している米国経済指標データの特徴は、長期間にわたる推移をご覧いただけることです。例えば、米国の実質GDPは1929年から、実質一人当たりGDPは1947年から、政策金利(FFレート)は1954年から、消費者物価指数(CPI)は1913年から、インフレ率は1960年から、リテールセールスは1992年から、耐久財受注は1992年から、失業率は1948年から、非農業部門雇用者数(ノンファーム・ペイロール)は1939年から集計されています。

ソーシャルな英語教室、ネイティブDOJOについて

『ネイティブDOJO(本物のネイティブ講師によるオンライン英会話)』はインターナショナルスクールと同様に、英語圏出身の経験豊富なネイティブ教師のみが指導します。グループ予約すれば、中学生・高校生・大学生・社会人のバイリンガルへの道が楽しく低コストで済みます。

 

https://nativedojo.com/jp
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