本日コレ↑シボレー・アストロの紹介です!
平成11年式のディーラー車 デイトナブラックにホワイトリボンタイヤがキマッテますね!
ご来店されるお客様から、いまだに言われる「アメ車って電気系弱いんでしょ?」ってのがあります。
「電気系?」ワタクシ、コレを言われるたびに苦笑いしてしまいます。
電気系ってのはどのあたりの事を言っておられるのか?いまだにワタクシ分かりません・・・
流石にお客様に「電気系ってなんすか?」と聞くわけにもいかないので、これを聞かれるたんびに苦笑いしてしまうのです。
車が故障する原因の半分以上は何かしら電気が絡んでいる訳で、それを「電気系が弱い」と言われればそうなのかもしれませんが
、それじゃ電気自動車なんてのは故障したら全て電気ですから、それも「電気系が弱い」って事になるのでしょうか?
ワタクシ自身はアストロ(アメ車)の電気系統が他の国の車と比べて弱いとは思っていません。
そもそも車において電気が絡んでない部品はほとんどありません。
「ブレーキを含めた足回りは電気関係ない」と言う人もいるかもしれませんが、違います。
ブレーキだって「ABS」が装着されていますから「ABSセンサー」も「ABSモジュール」も電気は絡んでいます。
ですから、故障した時に電気が全く絡んでいない事はなく、昔の車だろうが今の車だろうが故障に電気が関係していないものは無
いと言っても過言ではありません。
ワタクシ自身、御納車の時にお客様にお話ししているのは、電気系統ってザックリしたモノではなく、もっと具体的に説明するよ
うにしています。
例えば「パワーウインドモーター」や「フューエルポンプ」といったかんじです。
パワーウインドモーターなんかは電気系部品の最たるものだと思いますが、パワーウインドモーターとピンポイントでお伝えする
事によってお客様の安心感が変わってきます。
例えばパワーウインドは上下の上げ下げを執拗に行うと、パワーウインドモーターに負荷がかかりモターが熱を持ち、途中で止ま
ってしまったり、寿命を短くする恐れがあります。
ですから、必要以上にモーターに負荷を与えない様に気を付けて下さいとお伝えします。
フューエルポンプは燃料タンク内にあるガソリンを吸い上げてエンジンに送るポンプですが、これがアストロの場合「インタン
ク」といって正にガソリンタンク内にある仕様なんですが、これもモーターと同じ様なモノで、熱を持つと寿命を短くしてしまい
ます。
では熱を持たせない様にするには何が出来るのか?
ズバリ、燃料を四分の一になるまでに満タンにする事です。
先程も言いましたがインタンクのフューエルポンプは燃料タンク内にあり、このポンプを冷やすのはガソリンの役目で、ガソリン
が四分の一位になってくるとフューエルポンプがガソリンから頭を出してしまいます。
更にガソリンが減ってきますとポンプ本体も液面から出てきてしまい、フューエルポンプが冷やされずに熱を帯びてきます。
そしてギリギリになってから燃料を満タンにすると、今まで熱を帯びていたフューエルポンプが一気に冷やされます。
熱→冷 熱→冷を繰り返す事はフューエルポンプにとって過酷です。
パワーウインドモーターもフューエルポンプも熱を帯びてから、冷やされる事を繰り返すと、国産車のソレと比べるとアメ車(輸
入車)は少し弱いかもしれません。
しかしワタクシはそれを「電気系」とは言っておらず「モーター」や「ポンプ」といったかんじで、国産車よりも弱いかな?って
部分をピンポイントでお伝えして、寿命が伸びる使い方をお話ししています。
画像のシボレー・アストロはネイティヴ本店で販売中です!