本日はコレ↑クライスラー300Cの紹介です!

 

07yモデルのHEMI Work22inクロームがキマッテますね!

 

 

アメ車も2000年台に入ると本当に壊れなくなりました。

 

ワタクシがこの業界駆け出しの頃、1990年台のアメ車は結構壊れました。

 

今の若い方はそのあたりの事を知らない方も多いと思いますが、当時を経験した方は今でもアメ車に拒否反応を示すのはしょうが

 

ない事だとワタクシ個人的には思っています。

 

ワタクシが当時努めていたショップは、仕入れ担当者が優秀な人だったので全然問題なかったのですが、それでも基本的な設計の

 

部分でおかしな車がアメ車には多かったので、日本ではチョット不便だったり、気候の問題でダメになる部分があったりと、国産

 

車では考えられない事が結構ありました。

 

まぁ~新車でも国産車と比べれば「えっ!?」って思うところがアメ車にはありますからね、当時のアメ車は結構雑だったんで

 

す。

 

まぁ~そんなこんなで、それが中古車になった時は更に思いがけない事が起こるのが当時のアメ車の中古車だったんです。

ワタクシは昔から機械が好きでしたので、バイクの免許も高校在学中に取得して乗り回し、普通自動車免許も卒業前に取得しまし

 

たが、自動車整備専門学校に進学した為、車は買えませんでしたが勿論車は大好きでした。

 

ですから、車もバイクもというか機械は壊れるモノだって事が当たり前に思っていたのですが、初めて自分でアメ車を購入した時

 

は「こんなに壊れるのか!」と思ったもんでした。

 

しかし、それはアメ車は壊れるって事ではなく、壊れたアメ車をそのまま購入したので最初っから壊れているだけで、別にアメ車

 

が壊れる、もしくは壊れやすいって事ではないんですね。

 

当時、ワタクシはアメ車をアメ車屋から購入しませんでした。

 

このブログを読んでくれている方は何度か見てるかもしれませんが、30年位前のアメ車屋なんて本当に胡散臭い店しかなく

 

(ぜんぶじゃありませんよ)整備士のワタクシから見れば絶対に買っちゃいけない車しかなく、その証拠に当時有名なアメ車屋で

 

今現在残っている所はほとんどありません。

 

そんな訳でワタクシは先輩整備士の知り合いの修理工場(輸入車専門)の方を紹介してもらい、その人に探してもらったアメ車を

 

購入しました。

 

その方はアメ車を専門にしている訳ではないので、まともな車を紹介する事は出来るけど、その後のメンテナンスは自身でやるよ

 

うにと言われ「現状販売」で購入しました。

 

現状販売ですからね、何処が壊れててもそのままです。

 

その代わり市場価格よりも安く変えましたし、エンジン&ミッションなどの重要機関は好調でしたので、壊れた所は自分で直せば

 

問題なく、良い買い物をしたと今でも思っています。

先程言った通り、2000年代のアメ車は本当に壊れなくなりました。

 

このクライスラー300Cも当時は「ダイムラークライスラー」ですので、半分はメルセデスベンツ Eクラスと同じ部品を使っ

 

てますし、設計もクライスラーオンリーって訳じゃないので不自然なつくりが全くありません。

 

それでもアメ車はアメ車ですので、やはり国産車では考えられない事が起こる場合もあります。

 

その一番は「エンジンチェックランプ」です。

 

国産車ではまず考えられないと思いますが、アメ車(輸入車)はいとも簡単にエンジンチェックランプが点灯します。

 

国産車に乗っていてエンジンチェックランプが点灯しようモノなら「あっ終わった・・・」と思うくらいの出来事だと思いますが

 

、アメ車(輸入車)の場合は点灯は当たり前でヤバいのは「点滅」の方なんです。

 

点灯と点滅分かりますよね?

 

点灯は付きっぱなし、点滅は点灯と消灯の繰り返しです。

 

ハッキリいって点灯は気にしないでも大丈夫です(本当かよ!)

 

気がつけば消えている場合も多く、どこかのセンサーの誤作動が原因のほとんどなので、ほっといても問題ありません。

 

点滅の方はと言いますと、これはもう乗ってられるもんじゃありません。

 

完全に何処かが壊れていて、調子の悪さを体感できるので、無理せずにレッカー車を呼びましょう。

 

ただ点滅の方は余程メンテナンスをしなかった車しか起こりえず、普通の人が体験する事はまずないと思います。

 

何も調子は悪くなく、体感出来るような不調も無いのにエンジンチェックランプが点灯している場合は、心配かもしれませんが

 

ワタクシがやることはズバリ!

 

バッテリーマイナス端子外しです。

 

弊社ネイティヴには当たり前ですが「サービスツール」があるので、サービスツールと車をつなげてコードを拾えば何処が調子悪

 

いのか分かります。

 

更にそのコードを消去してエンジンチェックランプを消す事も可能です。

 

本当に調子を悪くしていれば、サービスツールで消去しても再点灯するので、そこを修理すればOKですし、消去してから再点灯

 

しなければ、やはりセンサーの誤作動で片付けられます。

 

しかし普通の方はサービスツールを持っている訳じゃありませんから、ワタクシはバッテリーマイナス端子を外して様子を見てと

 

説明しています。

 

マイナス端子を1時間位外しておけば、コンピューターがリセットされるのでエンジンチェックランプは消えます。

 

マイナス端子を取り付けて、再度エンジンチェックランプが点灯すれば先程同様どこかに問題があると思いますが、再点灯しなけ

 

ればやはりセンサーの誤作動で片付けられます。

 

以外かもしれませんが、このマイナス端子を取り外しリセットする事によって色々な事が直ってしまう事があります。

 

ただ一つ注意してほしいことがあります!

 

クライスラー300Cの様なセダンタイプでバッテリーがトランクに搭載されている場合、マイナス端子を取りはずしトランクを

 

閉めてしまうとキーレスが効かなくなります。(バッテリー通電してませんからね)

 

勿論カギで運転席ドアを開ければ車内には入れますが、バッテリーがつながってない状態では車内にあるトランク開閉ボタンを

 

押してもトランクは開きません・・・

 

ではどうやってトランクを開けてバッテリーをつなぐのかと申しますと、ボンネットを開けると向かって左手前にフューズBOX

 

があり、そこにジャンプスタート用のプラス端子がありますので12V電源をつなげてもらえればトランクを開ける事が出来ま

 

す。

 

ワタクシのお客様はコレを忘れて、力一杯トランクを閉めてしまい、ジャンプスタート(12V電源)が無い為にトランクを開け

 

る為だけにロードサービスを呼ぶはめになりました・・・ おしまい。

 

画像のクライスラー300Cはネイティヴ本店で販売中です!