本日はコレ↑NISSAN セドリックワゴンの紹介です!
平成8年式のGL ENKEI14in&ホワイトリボンタイヤがキマッテますね!
こちらのセドリックワゴンは走行距離20万キロです。
普通に考えれば「20万キロ?!」と思う方もいらっしゃると思いますが、平成8年式って事は年間だと約7~8千キロ走行です
から、別に加走行でもなんでもありません。
逆にこの位の年間走行距離だから20万キロ走ってきても問題なかったのだと思います。
勿論エンジンオイル管理の良い個体じゃなければ、20万キロはもちろん10万キロだって難しいと思いますが、20万キロ走っ
たって事はそれなりにエンジンオイル管理をされていたエンジンって事です。
このセドリックワゴンが搭載している「VG20エンジン」は非常に耐久性のあるエンジンです。
VG20を普通に搭載したセドリック&グロリアワゴン、ターボチャージャーを装着したフェアレディZなど、コンパクトなV型
エンジンは沢山の車の搭載されました。
当時はセドリック&グロリアもそうですが、クラウンやマークⅡなどセダンとワゴン(バン)がラインナップされて販売するスタ
イルでした。
しかしセダンとワゴンは乗用車ですから、乗用車専用のエンジンを搭載してバンはグレードを下げたエンジンを搭載するのが主流
だったのですが、何故かセドリック&グロリアはワゴンもバンも共通のVG20エンジンを搭載していました。
バンを購入する方は会社で使う方が多く、乗用車として使う方もバンの維持費の安さに惹かれていると思うので、エンジンには
そこまでこだわることはなく、どちらかと言えば燃費にこだわっていると思うのですが、何故かセドリック&グロリアはバンにも
ワゴンと同じVG20エンジンを搭載しました。
しかしこれも今思えば良かった点で、これだけワゴンもバンも同じエンジンを搭載した車がリリースされた事によって、今でも
部品は手に入りますし、なんだったら中古エンジンも購入できますからね。
さらにセドリック&グロリアワゴンは通常のNAエンジン(ターボ無し)だけを搭載したのも良かったですね。
ターボエンジンの方がオイル管理もシビアになります。
ターボは踏めば嫌でも回転数は上がりますので、いくら耐久性のあるエンジンでも寿命が短くなる場合もあります。
その点で言えばNAエンジンのセドリック&グロリアワゴンは、ただでさえ許容範囲の広いエンジンでターボで過給される事もな
いので、オイル管理さえしていれば本当に数十万キロ普通に走ってしまいます。
まぁ~それにはタイミングベルトをはじめ、ウォーターポンプ等の補器類を交換しながらの話しなんですが、それにしても他メー
カーの直4エンジンの様にNAでも高出力重視の高回転型のカリカリに攻めたエンジンだったら、このVG20エンジンも長寿命
なエンジンではなかったと思います。
VG20エンジンは確かにパワーもそれなりですし、燃費もけっして良いとは言えないエンジンですが、逆にそのおかげでセドリ
ック&グロリアワゴンは未だに元気に走る事が出来る訳です。
コレがターボで高出力に振ったエンジンだったり、燃費にこだわって1500cc位のエンジンを搭載していたら、ここまで残っ
てはいなかったと思います。
画像のセドリックワゴンはネイティヴ松ヶ丘店で販売中です!