本日はコレ↑キャデラック フリートウッドブロアムのお話しです。
94yモデル LAワイヤー&ホワイトリボンタイヤがキマッテますね。
御覧の通りのローライダーなんですが、ハイドロリクスではなくエアサスです。
最近はコロナの影響でイベントなんかも自粛ムードですが、こうなる前のイベントではかなりの数のローライダーが集まりますよね。
それでも全盛期と比べれば少なくなったのは間違いありませんが、気合の入ったローライダーは現在でも存在してます。
ワタクシが免許証を取得した頃ローライダーはやって来ました。
勿論、アメリカからやってきた文化なんですけど、当時の日本には「族車」(今で言うなVIPカーね)か「走り屋」 「バニング」位しかカスタムカー
の文化ってのが無く、ローライダーは物凄くお洒落に見えました!
ワタクシ自身も学生時代から単車に乗ってましたし、族車やGT系の車にも興味がありましたが「なんか違うよな~」みたいなモヤモヤしたも
のがあり、なんとなく車の購入を踏み切れないでいました。
そんな時入って来たのが「ローライダー」でした。
ワタクシ個人的にはカッコイイと思ったのですが、なんとなく日本では流行らない様な気がしました。
ローライダーは基本的に「アメ車」をカスタムするものなんで、保守的な人の多い日本では流行らないと思ったんです。
今と違いアメ車の信頼性も低く、当時はまだ外車に一般ピーポーが乗るなんて習慣はありませんでした。
ただ、ワタクシの読みは外れました。
無知なワタクシには分かりませんでしたが、当時日本はバブルの名残があり、今と比べれば景気は良く、誰でもアメ車が買える環境にあった
と言っても過言ではありません。
並行輸入するショップの数も、それを販売するショップの数も今より多く、そんな事もあいまって無茶苦茶アメリカからローライダーが輸入され
ました。
US本国でショータイトルを取った有名車を、そのまま輸入して販売するショップや、本国でローライダーに仕上げてから輸入販売するショップ
など、本当に数多くのショップがありました。
その影響でアストロやサバーバンなど、ローライダーではないアメ車も沢山輸入されて「アメ車ブーム」が来たわけです。
気合の入ったローライダーはハイドロを組んだキャデラックやインパラなどに乗り、そうじゃない人はアストロなどのミニバンに乗るような図式
で、とにかく一番アメ車が走っていた時代です。
国産車のバン&ワゴンも「アメ車風カスタム」と「ローライダー風」カスタムも流行り、なんとなくアメ車っぽい国産車も沢山いましたね。
ワタクシは今現在のローライダーには詳しくありませんが、当時のローライダーは兎に角お金がかかりましたね。
車自体も良く壊れましたし、ハイドロのオイル漏れや、ポンプを動かすバッテリーなどお金が物凄く必要だったんです。
恐らく今はハイドロ関係のパーツも精度が上がってると思いますし、バッテリーなども当時の半分以下で購入出来ます。
ローライダー(アメ車)の数が減っていったのは、日本の景気と関係する?のか、それとも若い世代が車に使うお金を馬鹿馬鹿しいと考える
ようになったからなのか?は分かりませんが・・・
本当にもう一度ローライダー(アメ車)ブームが来てくれればと思います。
画像のキャデラックはネイティヴ松ヶ丘店で販売中です!