前記事の事故の件ですが、現在クラウンは修理から戻ってきています。
傷の部分は新品と交換になり、何事も無かったかのようになりました。
色が黒なので、日焼けによる色の差も分からないレベルです。これでシルバーとかなら目立つんだろうな。
今回は3週間ほどお世話になった代車について少し書いてみたいと思います。
何と最新のクルマがやってきました。現行のデミオ・・・
ではなく、MAZDA2でした!
最近のマツダはデミオ、アクセラ、アテンザがMAZDA2、MAZDA3、MAZDA6と続々と車名変更しています。
MAZDA3以外はマイナーチェンジ?
コンパクトハッチバックながらロングノーズなのが特徴。
代車かつホイールキャップ仕様なので、恐らく一番安いグレードでしょう。
1500ccガソリン、4WD車です。走行距離は6,000km程度でほぼ新車です。
メーター周りはタコメーターが中央に鎮座。
スピードメーターはデジタル表示になります。トヨタ86みたいでスポーティー。
珍しく燃費は表示されませんが、残り走行可能距離は常時表示されてます。
下位グレードと思われますが、エンジンはプッシュスタートです。
ヘッドアップディスプレイも装備。速度表示の他、速度標識を認識して表示します。
標識をカメラで読み取っているのか、稀に一般道で制限速度100kmなどオバカな一面もあります。
一時停止標識も表示しますが、恐らくGPSで感知しているような気がします。
これで安いグレードとは恐れ入ります。マツダの底力。
インテリアの質感も高い。
コンパクトカーにありがちな子供のオモチャみたいなインテリアではなく、
ワンランク上のクラスにも引けを取らない考え方なのでしょう。
ダイヤル式のオートエアコンが備わります。
変速機はCVTではなく6AT!しかもMTモード付。Be A Driverを具現化した結果でしょう。
シートもクッションが硬めでホールド性が良く、長距離向けですね。
純正装備のマツダコネクト。
手持ちのUSBを接続して、MP3を再生中。
タッチパネル式ですが、手元のジョグダイヤルで操作出来て操作性は良好。
ナビ機能は使ってませんが、現在地を表示しているだけだと
数年前に1万円で買ったユピテルのポータブルナビより情報量が少ないです。
ちょっとした小道や旧道部分は出てきません。建物名も出ません。設定の問題?
タイヤはトーヨーの「GARIT GIZ」スタッドレスタイヤが装着されていました。
純正サイズは185/65R15。
車格に対しワンサイズ大きなものを標準としています。走りに対する拘りなのでしょうか。
このクラスだと175/65R15が多いです。カローラフィールダー、アクア等。
最近はどこのメーカーも「4WD」ではなく「AWD」と表記するのが流行りなのでしょう。
スバルだけだと思ったら各社追従しているようです。
意外かも知れませんが、日本初のフルタイム4WD車はスバルでも三菱でもなくマツダだったりします。
全天候クルージング。日本初、ファミリア・フルタイム四駆。(1985年)
世界的にもアウディ・クアトロくらいしかなかった時代に、誇らしいですね。まさにGT未来形。
このDJ系デミオは以前、スイフトを買う時に迷った1台でして、当時はまだ発売前でパンフレットだけもらいました。
それが2014年のことなので「MAZDA2」と名乗っていますが、息の長いクルマになりますね。
モデル末期のDE系デミオのスポルトも良さそうとか思っていたら、スイフトに決まった次第です。
結局、営業マンが良かったからスイフトに決めたんだったかな。拘って「RS」の5MTでした。
本題に戻ります。
3週間ほど借りて2000km弱走りました。代車なのに、いや代車だからこそ走りたい。
エンジンが途中で1300ccが廃止され、1500ccのみになったのも朗報です。
この車格に1500ccは動力性能にゆとりがあり、コンパクトカーだから我慢するという考えが無くなります。
シートの造りも良く、往復で300km程度走っても全然疲れませんね。同じような値段の軽自動車とは別世界です。
期待していた6ATは思ったよりギクシャク感がありました。CVT全盛の現代だからこそ、わざとそういうセッティングなのかな。
18万5000km走った18年落ちクラウンの4ATの方が変速や挙動はスムーズです。
MTモードでも遊んでみましたが、トップギアで登坂したり無理をすると自動でシフトダウンします。6速→2速とか。
リアシートの居住性は低く、以前乗ってた先代のスイフトよりも狭く感じました。その分トランクは広いです。
カッコよく言うと、2名乗車までで使うパーソナル・スペシャルティ・ハッチですね。笑
その日初めてエンジンを掛けると、「今日は〇月〇日〇曜日、○○の日です。」と喋ります。
ちょっとした知識が得られそうでこれは面白いと思いました。
シートヒーターも装備されており、温度が3段階切り替えでしかも腰まで温めてくれるものが装備されています。
数年前の軽自動車(スズキ製)と比べ、アイドリングストップの条件も進化していて
クルマがまだ動いているのにエンジンを停止したり、シフトを「P」に入れると再始動するなどの違和感が改善されています。
ちゃんとクルマが完全に止まってからエンジンが停止し、そのままシフトを「P」に入れてもエンジンは停止したまま。
オートライトも装備されますが、オートで点灯している時はハイビームもオート制御になり、任意でハイビームに出来なくなります。
手動で点灯している時はハイビームも自由に使えるようになります。
オートライト自体は消し忘れも無く便利ですが、ハイビームまで制御されると交通量の少ない道路では結構不便でした。
最新のクルマは皆そうなのかも知れませんが、とにかく警報音が煩い。
右折車を避けたり、野生動物を避けようと少しでも車線を踏んだりしたら、「ピピピピ!」と鳴り響きます。
バックソナーも付いているようで、家の車庫に入れようものならけたたましい警報音の嵐。
さらに後方にも自動ブレーキが付いているようで、
壁から1mくらいまで近づくと警報音が鳴り警告文が表示され、アクセルを踏んでも進まなくなります。
いつもクラウンを余裕で入れている車庫ですが、最新のクルマだと「余白」がかなり必要なのでデミオサイズで限界です。
普段からクルマに慣れてない人がレンタカーでこれを借りたら警報音でパニックになりそう。
良い点もあって、サイドミラーに映らない死角に車が居るときにはミラー内にランプが点灯してお知らせしてくれます。
このMAZDA2に乗ってみて、運転支援システムの進化は素晴らしいと思いましたが、
あくまで支援するだけにして、人間がクルマに支配されるようにはなってほしくないですね。
前記の通り2014年に当時新型のスイフトに乗っていましたが、たったの数年でここまでの進歩に驚きました。
結構乗り回して燃費は平均して17km/Lくらいでした。4WDでATなのに凄いですね。
単純にクラウン倍の距離を走れます。しかもレギュラーガソリン。
タンクの容量も少ないので、給油の度に嬉しくなるクルマでした。
ただ、クラウンが戻ってきて、久しぶりにクラウンに乗ってみるとその良さも改めてわかりました。
運転のしやすさ、静粛性や居心地の良さなど、腐っても鯛だと実感しました。
長文になってしまいましたが、最新型MAZDA2を体感した感想になります。
以上!