晴れのちBLUE BOY~沢田研二 | edihの昭和音楽よもやま話

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前回"NOBODY"の曲を紹介した。この時期同じく印象的なアーティストがいる。それは、"大沢誉志幸"さん。

"アン・ルイス"さんや"吉川晃司"さんもNOBODYと大沢さんの作品を歌っている。そして、"沢田研二"さんも。
こうやって見るとナベプロは2組のアーティストを評価していたことになる。

大沢さんの楽曲は沢田さんが82年1月に「お前にチェックイン」に起用。1小節の2と4にアクセントをおいたリズムが特徴的。

83年5月発売の「晴れのちBLUE BOY」も再び大沢氏のペンによるもの。やはり、2と4のアクセントで、ジャングル・リズムともいうべきリズムが主体のなかなか凝ったアレンジで気にいっている曲。



(作詞:銀色夏生 作曲:大沢誉志幸 編曲:大村雅朗)

大沢さんのノリは独特で、バックの"EXOTICS"であった
"吉田建"氏"と"柴山和彦"氏もメイクして踊りながら演奏しているのも印象的。
また、89年に当時、旬であった錚々たるメンバーの作品によるアルバム「彼は眠れない」の中に収録されていた
「DOWN」。作曲はNOBODYで、90年2月には新録音でシングルカットされている。



(作詞:尾上文 作曲:NOBODY 編曲:吉田建)

このアルバムは"吉田建"氏がプロディース、バッキングには、"吉田建"氏とドラムにはあの"村上ポンタ修一"氏をメンバーに向かいいれた"JAZZ MASTER"が結成、パワーあふれる、分厚いサウンドを聴かせてくれる。

"大沢誉志幸"さんと"NOBODY"。
80年代の沢田さんのサウンドにも欠かせないアーティストである。
(文中一部敬称略)