ザ・ワイルド・ワンズ~バラの恋人 | edihの昭和音楽よもやま話

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宮﨑あおいさん出演のサントリーのウーロン茶のCMが、4月10日からOAされている。


「今も色あせない美しい旋律と今回の設定にぴったりの歌詞」 として採用されたBGM曲は"ザ・ワイルド・ワンズ"が68年4月に発表した
「バラの恋人」
 

バラの恋人A バラの恋人B
(作詞:安井かずみ 作曲:加瀬邦彦 編曲:東海林修)

68年1月の日劇ウエスタン・カーニバルよりワンズの
新メンバーとなった、"渡辺茂樹"さんがサビの部分でソロを、間奏ではフルートを吹き大ヒットした。

GSブームは夏にかけてが最高潮で、美形のジュリー、
悪がきなショーケンの2大アイドルに続けと、愛称を"チャッピー"と名づけ売り込みをかけたのは、ナベプロの渡辺美佐副社長。女性週刊誌をはじめマスコミは、ウエスタン・カーニバルを、「ジュリー、ショーケン、チャッピー」の3人を中心に取り上げ狙い通りとなった。

アイドル化したワイルド・ワンズだったが、当時の実況録音盤では、チャッピーに対する声援が多すぎて、リーダーの加瀬さんの、「平等に応援してください」という声が入っている。

ワンズ解散後、チャッピーはセッション的にバンドに参加、ナベプロ専属歌手のアレンジ等の仕事を担当、"あいざき進也"さんのバックバンド"MMP"を結成。
最後には"キャンディーズ"のバックでファイナル・コンサートまでサポートする。キャンディーズの名曲「つばさ」はチャッピー自身の作曲のものだ。

最近も活躍中のワイルド・ワンズはチャッピーを除いた4人が中心であるが、2004年「Live in SHIBUYA-AX」に、1981年の日劇最後のウェスタンカーニバル以来、ライブには久々にチャッピーが参加、「バラの恋人」
を披露している。
(文中一部敬称略)

続編、「バラの恋人~ワイルド・ワンズお宝映像編
もよろしく!!