硝子のハンマー(貴志祐介) | パンタロン

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日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。
エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には防弾ガラス。
オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。
監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて…。
弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。

久しぶりの密室殺人事件!
なかなか楽しめました(^ω^)
これって大野くん主演ドラマ、「鍵のかかった部屋」の原作だったのね。
榎本が大野くんで青砥純子が戸田恵梨香。
榎本って、「防犯コンサルタントにして名探偵」ってあるけど、その実態は泥棒だよね、この人。
最初からあんまり好感持てなかったんだけど、最後の最後で嫌いになってしまいました。

「見えない殺人者」と「死のコンビネーション」の二部作ですが、私は「死のコンビネーション」のほうが楽しめました。
「見えない殺人者」では榎本と青砥が、ああでもないこうでもないと長いし、介護ロボットの説明が細かくあるのだけど想像しにくい。
部屋の見取り図と合わせて、介護ロボットの外観図も載せて欲しかったです。
「死のコンビネーション」は犯人側の話で、やってることは悪いことなんだけども、どうにもこちらの応援をしてしまうという…(;-ω-)
榎本も青砥も謎を解かなければいいのにー。とか思いっぱなし(;-ω-)
子は親を選べないよねぇ…
謎解きより犯人のその後の方が心配になってしまいました。

榎本にも青砥にも魅力を感じないので、このシリーズはもう読まないと思います。
ドラマの方が面白かった。