恩讐の鎮魂曲 | パンタロン

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中山七里さんの御子柴シリーズ第3弾


少年時代の凶悪犯罪が暴露され悪評が拡散する弁護士・御子柴。
勝率九割の敏腕も依頼者が激減、事務所移転を余儀なくされた。
そんなとき少年院時代の教官が殺人容疑で逮捕され、御子柴は恩師の弁護を力ずくでもぎ取る。
御子柴の弁護法廷は驚愕の展開に!
「贖罪」の意味を改めて問う傑作リーガル・サスペンス。

御子柴弁護士…少年の時に犯した幼女バラバラ殺人事件のことが世間にバレてしまいます。
確かにねぇ…
批判されて仕方ないことをしてるんだけど、逮捕され、医療少年院で更正して弁護士になったわけで。
御子柴の父親は事件後に自殺し、母親と妹はどこかに姿をくらませてしまって行方知れず。
それでも遺族が許せないのは当然だとしても、世間の関係ない人達の嫌がらせとかはどうなんだろう?
嫌がらせって悪だと思うけど。

特別養護老人ホーム、伯楽園の施設長の名前が角田寛志…つのだひろし…
つのだひろ…(* ̄∇ ̄*)!←

今回も楽しめました。
のろまな私が3日で読んでしまった。
次なる「悪徳の輪舞曲」はまだ文庫本が出てないんですよね~。
う~ん、読みたいけど単行本は読みにくいしなあ。
文庫出るまで待つかー。

しかし稲見、頑固すぎ( ̄▽ ̄;) 
弁護人泣かせ、御子柴泣かせ。
今回の御子柴はちょっと今までと違ったかな。
今までは感情の起伏があまりない印象だったけど、今回は少しだけ人間ぽかったような…。
でも洋子の気持ちは分からないのね。

前作で出てきた倫子。
この子はどんな大人になるんだろう。
将来、弁護士になるのかしら。
御子柴のこと、恨むようになるのかしら。
倫子が大人になる頃、御子柴は還暦なんだろうけど、そのくらいの時期の話も書いて欲しいなあ。
今回のラスト1行を読んで、そう思いました。
良かったです(*^^*)

 


今朝のなっちん、ぬくぬくです(^-^)