東京ロンダリング | パンタロン

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日常のことや、
ネコズのこと。

原田ひ香さんです。
読みやすく、サクサク読めました。


内田りさ子、32歳。
訳あって夫と離婚し、戻る家をなくした彼女は、都内の事故物件を一ヶ月ごとに転々とするという、一風変わった仕事を始める。
人付き合いを煩わしく思い、孤独で無気力な日々を過ごすりさ子だったが、身一つで移り住んだ先々で出会う人人とのやりとりが、次第に彼女の心を溶かしてゆく。
東京の賃貸物件をロンダリング(浄化)する女性の、心温まる人生再生の物語。

そういう仕事があるのは知ってたけど、ロンダリングって言うんですね。
私には無理ですけどね~(((^-^;)))
孤独死とか病死ならまだしも、自殺や殺しはキツイ。
それに自分の家でも寝つきが悪くて熟睡出来ないことがよくあるし、旅行に行くと90%以上の確率で睡眠不足になるし。


 

ロンダリングをする為の心構え…
ご近所さんに対してだけど、実際もこんなこと言われるのかな?

いつもにこやかに愛想よく、でも深入りはせず、礼儀正しく、清潔で、目立たないように。
そうしていれば、絶対に嫌われない。

今の家を買う前にかなりの物件を見ていて、新築より中古住宅が多かったこともあり、二軒の事故物件を見たことがあります。
1つは庭の柿の木での首吊り。
もう1つは2階のベランダからの首吊り。
ベランダの方は確か築3~4年じゃなかったかなあ…
値段は破格でしたよ(^^;)
賃貸じゃないからロンダリングはしないだろうし、いくら安くても勇気いりますよね。

主人公の内田りさ子。
普通の主婦だったのに、実はロンダリング向き。
本当にそんな人、いるのだろうか(;-ω-)
もしそうなら、こんなにいいバイトないんじゃないのか。
でも風呂なしトイレ共同とか、絶対無理だわー。
さて、りさ子はいつまでこの仕事をするんでしょうかね。
続きはないけど、その後も知りたいと思ってしまいました。