◆旧ロシア版三銃士の歌
なんちゃって訳・第二弾…
伯爵の黒いうた

■ロシア語の歌詞はこちらから
Текст и слова песни История Атоса (Черный пруд)

[http://www.karaoke.ru/artists/film-dartanjan-i-tri-mushketera/text/istoriya-atosa-chernyj-prud/]
タイトルは、
“История Атоса (Черный пруд)”
『アトスの物語(黒い池)』
となってますが、
YouTubeでは
“Баллада Атоса”
『アトスのバラード』
と載ってたりしていて、正式なタイトルは不明です。

参考動画はこちら(YouTube)↓
Д'Артаньян и три мушкетера - Песня Атоса о Миледи [HD]

[https://m.youtube.com/watch?v=IBlgD0ggmjY]

(第3部の冒頭)

セリフ(0:38~)
А:Слушайте, Д’Артаньян …
アトス「聞けよ、ダルタニャン…」
Один мой друг
граф Де Ля Фер влюбился в девушку,
прелестную,
как сама любовь.
「俺の友人のひとり、
ラ・フェール伯爵は、ある美しい娘に惚れ込んだ…。
愛そのもののように…!!」
【1】
Невесте графа де Ля Фер
『ラ・フェール伯爵の婚約者は』

Всего шестнадцать лет,
『まだほんの16歳、』

Таких изысканных манер
『たいへん洗練された仕草は』

Во всем Провансе нет.
『プロヴァンスの中でも並ぶものがいない(※1)』

И дивный взор,
и кроткий нрав,
『不思議なまなざし
しとやかな物腰、』

И от любви как пьяный граф.
『そして愛のため、酔いしれる伯爵』

《サビ1》
Есть в графском парке чёрный пруд,
『伯爵の庭には、黒い池があり(※2)』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲き並ぶ』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲いている』

цветут.
『咲いてる…』


【2】
Невесте графа де Ля Фер
『ラ・フェール伯爵の婚約者は』

Становится женой,
『(結婚して正式に)妻となった』

И в честь графини де Ля Фер
『ラ・フェール伯爵夫人に敬意を表し、』

Затравлен зверь лесной.
『森の獣が捕えられた』

Охота в лес, трубят рога,
『森での狩、角笛を吹き鳴らし、』

Супруги мчат к руке рука.
『夫婦は連れだって疾走した』

《サビ2》
Есть в графском парке чёрный пруд,
『伯爵の庭には、黒い池があり』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲き並ぶ』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲いている』

цветут.
『咲いてる…』

・間奏
А:Ваше несчастье, Д’Артаньян,
просто смешно.
ア「君の不幸なんて、ダルタニャン、
まったくつまらんよ」

Д:Что Вы хотите этим сказать?
ダ「何が言いたいんだ、君は?」

А:Хочу сказать,
что любовь это такая игра,
в которой вы игра вшему достаётся смерть!
ア「こう言いたいのさ、
恋なんてゲームみたいなもので、
そのゲームは君を破滅させる!(※3)」

【3】
Но что с женой, помилуй Бог,
『しかし、妻に何があったか、〈―神よ憐れみたまえ―〉』

Конь рухнул сгоряча,
『馬が興奮のあまり倒れてしまった』

И граф, чтоб облегчить ей вздох,Рвёт ткань с её плеча.
『伯爵は、彼女の呼吸が楽になるようにと、
肩から服の生地を引き裂いた』

И платье с плеч ползет само,
『そしてドレスは、肩からすべり落ち!』

Ана плече горит клеймо.
『彼女の肩には、烙印が燃えていた!』

《サビ3》
Палач-то был мастак, и вот
『刑吏は手練れの者だった。 …そしてほら、』

Там лилия цветёт,
『そこには、(一輪の)百合の花が咲いている』

Там лилия цветёт,
『そこには、百合の花が咲いている』

цветёт
『咲いてる…』
(壁に百合の絵を描くアトス)

А: Что ж граф
Не муж и не вдовец.
Обоих в омут … и конец.
ア「それで伯爵は…
夫でもなく、寡夫でもなく…。
どちらにせよ、池の底。
…そして、終わりだ。」
(銃を射つ)

(ため息をついて、)
А:Да, любезный Д’Артаньян,
Вам очень повезло,
что вы проиграли.
ア「…なあ、ダルタニャン、おまえはいい奴だ。
それに、とても運がいい。
君は(ゲームに)負けたのだから」

Проигрывайте всегда
- таков мой совет.
「(ゲームには)常に負け続けること、
ーこれが俺の忠告だ。」(※4)

(自嘲ぎみに笑って)
Извините, дорогой друг,
мне нельзя пить много вина.
「許してくれ、親愛なる友よ。
俺は少し飲みすぎたようだ。」

Когда я выпью, то всегда рассказываю какие-то страшные истории.
「俺は酔うと、いつも語ってしまうのだ。
こんな感じの、恐ろしい物語をね。」

Пойдёмте вниз,
наши друзья заждались нас.
「下へ行こう。
我々の友人が、待ちくたびれている。」

《サビ》
Есть в графском парке чёрный пруд,
『伯爵の庭には黒い池があり、』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲き並ぶ』

Там лилии цветут,
『そこには、百合の花が咲いている』
цветут.
『咲いてる…』


ーーーーーーーーーーーー

◆この曲のキモは言うまでもなく『百合の花』でしょう。
サビに何度も出てくる『リリー(リリヤ)』がそれです。

サビ1と2では、複数形の名詞:百合(лилии)と動詞:咲く(цветут)で、
「水辺に複数の百合の花が咲いている」
…という自然の情景が浮かんできます。
ここまでは、まだ伯爵の物語とは直接関係なく、
サビになると突然出てくる感じです。

それが、だんだん物語が進み…、
落馬、服を裂く、露わになった夫人の肩、そこには…。
「и вот, Там(そしてほら、そこには…)」という語に続き、
そこにあったのは、「лилия(百合の花・単数形)」…。
このサビ3になって、物語とガッチリ対応!

肩にある百合は、一つだけなので、
ここだけ単数形の名詞:百合(лилия)と動詞:咲く(цветёт)になってます。

また、詩の中で女性を花に例えるのは、よくある事なので、
ここの単数形の百合は、肩の烙印を示すとともに、
伯爵夫人そのものも表している気もします。

それまで風景の描写的に歌っていた百合の花が、実は、
…という、見事な伏線&オチ。

ここでアトスが壁に描いているのも
『百合の花』。
(最初は良く分かりませんでしたが、訳してみて分かりました…。)

また、暗い背景に浮かぶ、無数のロウソクの灯りも、
見ようによっては、
『黒い水辺に咲き並ぶ、百合の花たち』に見えるような……。


《訳註》
※1) 16歳の美しい娘に酔わされた…という話の筋は、原作の通り。
ただ、なぜいきなりプロヴァンスが出てくるのかは謎。
(プロヴァンスはフランス南部。伯爵の領地ベリーは中央部。
伯爵夫人の出身地もベルギー国境付近だし、反対側…。)

※2) парк の意味は「公園」なんですが、「伯爵の公園には~」では変だと思って「庭」と訳しました。

※3)と※4)ここの2カ所は、原作のセリフに対応していると思われる。それぞれ、
『恋というものは富籤(くじ)みたいなもので、当たりを取ることは、死を引き当てることだ。』
『君ははずれてほんとによかったよ、ダルタニャン。もしおれが君に忠告をするとすれば、いつもはずれるがいい、と言いたいね。』


☆謝辞☆
・歌詞の和訳は、yonejiさんに質問し、
部分的にそのまま引用させて戴きました。
(二番ほとんど、池の底…など)
・セリフ部分のロシア語文章は、
Galinaさんに聞き取って戴き、全文そのまま引用致しました。
・セリフ部分の訳の一部は、
ネイティブのロシア語コーチに質問し、参考にさせて頂きました。

皆様、どうも有難うございました!!



 


■旧ロシア版三銃士、一作目第一部、
アトスが初登場するシーンの歌詞を、
無理矢理カタカナ書き起こし
&なんちゃって訳をつけてみました。

*ロシア語の歌詞は、こちらを参照しました。

[Текст песни Д`Артаньян и три мушкетера - Друзья, слова, lyrics]

 


◆トレヴィル隊長に呼び出された三銃士。

だが、アトスの姿はない。

『グジェ、アトス!?』
(アトスはどこにいる!?)
a 隊長はおかんむり。

…と、そこへ……

♪ナバラスキェ~~~!
(破滅寸前!)
 На волоске

♪スジバー、 トゥヴァヤぁ!
(君の運命!)
 судьба твоя,

♪フらぁ~ギィ パリィヌィ~
(敵は、溢れている)
 Враги полны

♪アトヴァ~~ギィ~
(ヤル気に!!)
 отваги,

♪ノスラーバ、、ボグゥー♪
(たが、有難いことに!)
 Но, слава богу,

イェースチ、ドゥルジア♪
(友らがいる!)
 есть друзья,

♪ノスラーバ、、ボグゥー♪
(たが、有難いことに!)
 Но, слава богу,

イェスチ、ドゥルジア♪
(友らがいる!)
 есть друзья,

♪イスラーバ、ボグゥー
(そして、有難いことに!)
 И, слава богу,

ゥドゥルジェイ、、
(友らには、、)
 у друзей

イェースチ⌒シュパ~ギィ~~♪
(剣がある!!)
 есть шпаги


*こちらの動画ですと、
20:46頃からアトス登場

 

[Дартаньян и три мушкетера. Часть1.avi - YouTube]

 

 


日本語歌詞は、ひねりのない、
そのまんま訳です。




 

 

 

俳優・バヤルスキー氏繋がりで、

彼がダルタニャン役を演じてヒットした、
ロシア版三銃士シリーズの特番動画をご紹介。


(2013年なので、年代的には新ホームズの頃です。)

リンクはこちら↓

["Три мушкетера" 1979 г. ("Сегодня вечером" 07.09.2013) - YouTube]



2:52~
♪パラ、パ、ラパ~♪
ご挨拶代わりに歌う、銃士俳優の皆さん♪



真ん中は、
おなじみバヤルスキー氏(Михаил Боярский)
(ダルタニャン役)



向かって左が、アトス役
スミエホフ氏 (Вениамин Смехов)



右側は、ポルトス役
スミルニートゥスキー氏(Валентин Смирнитский)
(↑読み方自信ないです。ごめんなさい)



残念ながらアラミス役・
イーゴリ・スタリーギン氏(Игорь Старыгин)は
2009年に逝去されており、
御三方のみの登場です。
(原作と真逆!)


…日本の番組だと、ワンコーラスで終わりそうですが、
そこはロシア?、きっちりフルコーラス歌いきります。





スタジオの皆さん、ずっと手拍子+いっしょに歌ってて、
愛されてるな~という感じがします。

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過去映像より
第一作目の頃、78年のバヤルスキー氏(29歳頃)

若い!…と書こうとしたけど、
あんまり今と変わらない気もする…(--;)。




同じく過去映像より
アトス役・スミエホフ氏


↑料理をするスミエホフ氏(脈絡は不明)
ボーダー+エプロンがかわいかったので。


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こちらの銃士役の方々は、
前も書きましたが、
オフショットでも、年をとっても、
一緒にいると四銃士そのもの…な印象に見えます。







ずっ~と「仲良し四銃士」でいることを、
自分達でも楽しんでいて、

かつ、周囲からも喜ばれている感じがするのが、
凄いなーと思うのでした。


役柄と俳優の幸せな関係。