昨日の午後、木曜日からギャラリータマミジアムで開催されている
写真展「松村 直登 福島県富岡町と共に生きる」に行ってきました。
パネル写真の一部は、松村さんの日常を綴って下さっている blog
警戒区域に生きる~松村 直登の闘い~
で紹介されているものもありましたが、
諸々の事情で、blogには出せない貴重な写真もありました。
そして、富岡町の方(ときぶーの時間のblog の方
)から、写真の説明
や、今も続く原発のある町でしか分からない現実のお話を聞かせて頂きました。
「いったい日本はこの先どうなってしまうんだろう・・。」と、あらためて思いました。
それから、松村さんともたくさんお話をさせて頂きました。
☆一番、お聞きしたかった牛たちの餌のこと。
被災地の事がどんどん忘れ去られていく中で、これから先もずっと確保が必要な餌をどうやって賄っていくのかをお聞きしました。
松村さんは、自分の責任で牛たちの命を守っていくつもりだと、強い信念を語って下さいました。
牛たちの餌の量は、私たちの想像をはるかに超える量が必要で、
それをすべて購入して賄うことは不可能ということです。
獣医師会の保護している牛たちの餌の資金も、もうすでに底が見えている為、
松村さんは「資金が尽きたから牛たちを戻します。」と、言われるくらいなら自分で責任を持つ!
と、決められたそうです。
私がもっと広く支援を呼びかけたらどうでしょうか?
とお話ししたところ、優しく微笑みながら「無理だと思う。」と・・。
支援を頼るよりも、(遊牧みたいに)
「草を刈ってそこへ牛たちを数頭ずつ連れて行って食べさせるよ。」って答えて下さいました。
☆野生動物のこと
熊は2度見たという情報があったけど、
「あれはイノシシかもしれない。」と、熊については
私が心配しているほどは心配をされていないような感じでした。
それよりも、今まではあまり見たことがなかった鹿や猿を見かけるようになったこと。
イノシシの方が心配なようでした。
松村さんは、穏やかで少年のような眼差しが素敵な方でした。
もし宜しければ ぽちっお願いします。
にほんブログ村