滋賀県立美術館は、東海道線の琵琶湖線の瀬田という駅からバスで15分くらいであっただろうか。


平日ということもあり、バスは空いていたし、朝ということもらあり、人もまばらだった。


滋賀県立美術館は、大きな庭園風の公園の中にある。庭園は手入れが行き届いていた。


建物は立派なもので、正面入り口で開館の時を待つ間も、大きなガラスの先に見えるミュージアムショップから期待感が高まっていった。







図書館で借りた本に、この美術館に速水御舟の「遊魚」という絵や菱田春草の作品もあると記載があり、楽しみにしていた。


しかし、結果的には、楽しみにしていた作品はひとつも無かった。

そんなはずはないと思い、職員に尋ねてみると、かつて速水御舟の展覧会は開催されたことはあるが、今はそれらの作品はないとのことであった。


小倉遊亀という105歳まで生きた滋賀県出身の女性画家の作品展があったが、そのほかに美術品はとても少なく、肩透かし感だけが強く残った。


美術館としての建物は非常に立派であるが、肝心の美術品がこんなにも薄い美術館は久しぶりのことであった。




あちこちで、滋賀県ご当地キャラクターのとび太くんを見かけることができました。