なつみが鼓動を止めた🕯あの日から
今日で6ヶ月。
半年しか経ってないのに
あの日がずいぶん昔の出来事のように感じる。
すべて目の前で起きたことなのに
あれは本当のことだったのだろうか
とも感じる。
昨日、病院内のエレベーターで
なつみをおなかから取り上げてくれた
産科の先生とすれ違った。
あっ!と思ったが咄嗟にお名前が思い出せず
先生の猫背を見送るしかできなかった。
あのとき迅速に対応してくれたおかげですと
大きくなったなつみの写真を見せたかった。
(その時写真持ってなかったけど)
産科に足を運んで報告するほどの勇気は
わたしにはないけれど、
入院中にまたお見かけできたら
今度は先生に話しかけてみたいと思う。
アプガースコア0/0の
重度新生児仮死だった赤ちゃんが、
チアノーゼで青紫色だったあの赤ちゃんが
ご立派に13キロまで育ってくれたんです
ありがとうございます。
パンダ
「ぼくの目はまるい。きみのは一本線だね」
なつみ
「なつみ、まるいのもできるもん」
これは↓
5ヶ月前の話。
なつみのはじめての月命日が過ぎた翌朝。
今の気持ちを忘れないようにと
夫が朝イチで手帳に書いたのは、
なつみがおなかに宿ってから
今日までの様子だった。
期待、戸惑い、慈しみ…
「いまここだから。
にゃんつーに包まれてるのだから
おれたちが淋しがる必要はないんだ」
ダイニングテーブルに置いた手帳の
ページを指さして
夫はわたしに説明した。
だから大丈夫、心配ない。
あの日から半年経つのに
なつみはまだ夢にあらわれない。
わたしが見えてないのか、
見ても忘れて気づかないのか。
はたまたフレンズと遊んでて
ワッショイ忙しくしてるのか。