社会というか、会社というか、職場というか
ともかくそういう世界に復帰しました。
おとなの世界に再び足をつっこみました。

本来ならば両足入れて、
体ごと心ごとそっちの世界にジャンプイン
するべきところなんだけど
覚悟足りなくてつま先から少しずつ
こわごわ浸す感じで。

職場は気を遣ってくれて
ぬるま湯をそっと用意してくれてるのに、
まるでここにあるのは熱湯風呂なのか
というくらい見事に腰が引けている。

わたしヘタレ。ヘチマ。


初日は、
人事総務から説明を受けて
パソコンのセットアップをして
セットアップをして…
セットアップをして…(すごく多い)

チクタク、時間が進んでいく。


オフィスに身を置いて
時計の針が進むのを見るだけで
たったそれだけだっていうのに
どんどんなにかを失うようで
とにかく怖くて
それを逃したくなくて
デスクの上で空気を掴んで手を握りしめる。



それって何だ。
どこにいたって針は進むのに。



陽が落ちる頃には
すっかり心がすかすかになってしまい、
オフィスを出るころには
途方もなく寂しくなってしまった。

もうすこし休んでもいいのでは、と
人事の方も上司も
気を遣って言ってくれたけど、
プラス1週間延ばしたくらいで
なにも変わらないのは明白だ。
たとえ1カ月先に延ばしたとしても
心境などそんなに変わらないだろう。

きっとずっと怖がるしビビり続ける。
そう思って区切りをつけた。




あぁ。まって。
そうかそうなのか。これもか。







書いてみて気づいた。
「区切り」

この言葉もか。
これもわたしを悲しくさせるトリガーなのか。
あっちもこっちも、、、罠が多いな。


しかしそんなこと言って
いつまでもビクビクしてたら、
立ち直るチャンスをなくして
ダメになる気がする。
それはそれでこわい。

だって、わたし
生きてる人間なのだから。
生きてる限りひとは進まなくてはならない。

自分がいるべき目的を持たない場所、
自分がいるべき目的を失った場所に
いつまでも留まっていられない。



働こう。

国民には納税の義務があり
勤労の権利がある。

そしてわたしには
動かせる体と思考力があるんだから。

働くことは、社会貢献のひとつ。
わたしたち家族は社会に助けてもらった。
社会へ恩返しをしよう。

上がったり下がったりしながら
少しずつ慣らしてやっていこう。

やる気もなんとか出していけるといいな。

できるかな。
できるかな。

なつみ、見てるかな。

朝に夜に顔を上げよう。
空を見よう。