うさぎちゃん
「なっつん、ちょっとおじゃましていい?
    このあいだのデートのこと…
    なんだけど」

なつみ
「でぇと…! うん、うん、いいよ!
    おじゃまいいよ、おいで! 」
   



うさぎちゃん
「あのね、のね」


なつみ
「ふんふん」










うさぎちゃん
「……ねぇ」













うさぎちゃん
「せっまいわー!」



なつみ
「ほっぺがもぞもぞする…」

うさぎちゃん
「なんでみんなココにつめてくるの?!
   せまいわ!あっちで遊んでて!」










くまくん
「すきまがあったら、はいるんだ」

とりちゃん
「くまくん、そういうとこあるよね〜」

うさぎちゃん
「アナタもよ。
    不意打ちでつめてくるの、めっ!」



なつみ
「うーん、おみみ くすぐったいよぅ」

とりちゃん
「そう? じゃあ、もっとくすぐっちゃう!」

なつみ
「やーん」





フレンズがわいわいしはじめたら
もう止まらない、止められない。
うさぎちゃんの恋のお話どころじゃない。

なつみの近くで今日もわいわい。
わっしょい、わっしょい。







うさぎちゃん、なつみ。

スキあらば滑り込みたがるフレンズに
うっかり見つかっちゃったね。
なつみがうさぎのお帽子かぶったからかな。
そういう変化、あのこたちは見逃さないから。

うさぎちゃんのすてきなデートは
どうなったのかな、いいことあったかな。
あったよね、そんな気がするよね。

今度はもっとそぉっとね。
秘密の恋バナはこっそり来なくちゃね。




うさぎちゃん
「はーやれやれ!みんな無茶苦茶よ!
    読みが甘かったわ」