訪問の旅。




 

いつものようになつみに会って

ちょっと行ってくるねとあいさつして

病院を出ました。

 


駅に向かう道すがら、

ざぁざぁ降る雨つぶがビニール傘を

ぼつぼつ、ぼつぼつ、

たたきます。






 

 

 

東京駅はいつも通りの混雑。

東西南北、移動するひとたちで

ごった返していました。


 


JR西日本とJR東日本の新幹線改札を

いつもどおり間違えてきっぷを通して、




ピンポーン。

 











アアア。またやった。

改札口間違えた。






気を取り直して

正しい改札口へ向かいました。

 

 

 

 

新幹線はいやおうなしに旅気分が盛り上がり

昼ビール飲んじゃおうかなー

なんてちょっとウキウキしたり。


飲まなかったけど。


















りんちゃん。



りんちゃんはなつみと1カ月違いで

同じ新生児仮死で産まれた女の子。


粉のぱふぱふした大福のお餅みたいな、

産毛の生えた桃のような、

ふぅんわりしたお肌のすてきな女の子。





りんちゃんの耳の、ねこちゃんにも会えた










ちいさくて ふんわりして、かわいくて。

守りたくなる、りんちゃん。

 

 





ついこのあいだ退院したばかりで

ようやくお家に帰ってきたところなのに

りんちゃんのママ、かおりさんは

快くわたしを受け入れてくれました。



何日でもいていいよと言ってくれました。

本当にありがたい。










 

夜はみんなで晩ごはんを囲みます。



かおりさんの特製餃子においしいお料理に

話もはずみます。


お酒好きなだんなさんと一緒に

ビールにワインにぐいぐい飲んで、







飲んじゃって。
























二日酔いで起きました。




調子に乗って
たのしく飲みすぎちゃった。。。🤤


















 

 

 

 

かおりさんと知り合ったのは

たしか夏の頃でした。

それからメールのやりとりをして

知ってるようなつもりになってましたが、



だけど文字で伝えられることは全体の一部、

百聞は一見に如かずでした。




 


初めて会ったかおりさんは

りんちゃんと同じくらい色が白くて

そうだなぁ、、、

上手いたとえが浮かばないのですが

白い小鳥ちゃんみたいな雰囲気の可愛いひと。

声が可愛くて、華奢な手足で。





かおりさんもりんちゃんも、母子ともに

包んで守ってあげたくなるような

そんな雰囲気でした。




脳内ミュージックは、松任谷由実で

「守ってあげたい」です。




どっしりノンストップデブリングなわたしと

むっちりバツーン!ご立派なつみとは

まるっと対照的で。



背肉ハミ肉三段バラ肉をわけてあげたい。











かおりさんの抱く想いや願い、

歓迎して招き入れてくれた夫婦のご厚意。


慎み深いりんちゃんへの愛情と

りんちゃんの魅力は会ってすぐ、

一瞬で伝わりました。

 


 










なつみ以外の0歳児に触れたのは
産後10ヶ月にして初めてだったし、
 
なつみ以外の、
同じ状態の子と対面したのは
このときが初めてでした。







 

 

会いに行ってよかった。

会えてよかった。

 


踏み出す勇気。

一歩。

 

 

 











 

さぁ、つぎは、あのこに会いに行こう。

なつみの大先輩。いぶちゃんだ。