いまは、なつみと暮らしてないので
母乳が出ることとを除けば、本当は
これまでと暮らす環境は大差ないんだな、と
ふと気づいた。
基本的に自分たちのペースで
寝起きして暮らしていられて
ごはんも作るし、外食もするし、
友達と会う日もある。
何を、いつ、どうしようと、
どこへ行こうと、本当は自由なのだ。
いまは、なつみと暮らしてないので
いまは、まだなにも変わってなくて
本当はこれからが本番なのだろうなと思う。
わたしたちは眠り姫の親となったけれど、
なつみが病院にいるいまは
まだ、本当は、なにも始まってない。
身体に変わりがあって、常時戦ってるのは
なつみであって、わたし自身の身体に
不具合が起きたわけではないから
自分の暮らしに関しては
本当は、いままでと変わりがない。
出産してから変わったと思っていたのは
思い違いで、落ち着いて見直したら
以前と変わりない日常が流れていると感じる。
我が子の状況に衝撃を受けて、
未来を憂いて不安がっているけれど、
そんなものは思い込みの妄想みたいなもので
身にしみてくるのは、本当は、
なつみと暮らしはじめてからが本番、
なんだろうな。
そんなことを無駄に考えて不安になるが
いつも思考の最後には、
なつみを愛おしく思う感情が押し寄せてきて
不安を包んで隠してくれる。
よくできてるな!母性よ。
しかし。
いつか、かわいいと思えなくなったら
どうしよう。
杞憂かな。
週末恒例の鬼子母神お詣りの帰りに
近くの喫茶店へ義母と夫と寄り道。
ウエッジウッドの柄をぼーっと見てたら
居眠りした。

そんなことできるのも今のうち、かな。
なんとなく方向性がネガ寄りの土曜日。