ロシアは戦時体制で予算の三分の一を戦費として使用しています。
日本の自衛隊予算は7%くらいで将来的には10%くらいになるでしょう。
予算の三分の一を使用したら民政用の予算は不足します。
ロシアのGDPは韓国と同じくらいで、国家の収入は石油とガスに頼っていますから、現在その輸出を規制されていたら国の収入は限られてきます。
この状態で、これからも戦争を継続するとなると財政的には苦しいでしょう。
収入源の石油は価格がバレル当たり60ドルに制限されています。
60ドル以上となると海運の保険が効かないから、60ドルで売るしかない。
これを輸入しているのが中国とインドですから、船に頼ることになります。
ガスは海底バイプが使えないかもしれず、陸上のバイプに頼っていますが、値段は石油と同じで収入が制限されるでしょう。
加えて、ロシアの海外資産は凍結、最近ではユーロと米ドルでの取引が閉鎖されて貿易では大打撃でしょう。
ロシアは石油とガスが輸出で、マカロニや果物は輸入でしょうから、国民の毎日の生活は当然物資不足、値段の高騰は我慢しなければならない状況です。
戦争は3日で終わると豪語していたプーチンは今どんな顔をしているのでしょう。
いやいや元気で、悪いのはウクライナとその仲間たちと言っています。
ロシアは大国ですが、3年目の戦争とそれに必要な予算などでは苦労するはずです。