おやのないこ | 風になる

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さっちゃんです♡

よろしくお願いします(^ ^)

わたしには

もう両親はいない


父は、15歳の秋に

母は、32歳の冬に


あちらに還っていった



ずいぶんとまえは

自分のことを

少し可哀想な子だと思ってた


いや、そう思っているのを

知らないふりして健気な子でいた

( い、痛い奴だ )


わたしには

父がいないから○○なんだ

わたしには

母がいないのに…


と、周りにいる人を羨んでいた


……… で、そんな自分を

周りの人に知られないように

自分すらも氣づかないように


と、していた




それから

子育てして

働いて

と、生活していると


あれ、親がいないのって

楽なこともあるんだな

と、思った


旅行に行こう

と思ったとき

親も連れて行こうか


とか


子どものイベント事

七五三・入学・卒業などに

声をかけ

親が喜ぶようにと段取る


とか


親の体調不良時には

仕事を休んで付き添い


などなど


手間がある


そして、親は

いつまでも親で

子が、成人しても

家庭を築いていても

小学生の子にでも言うように

小言を言ってくる


老いて、自分のことを

ままならなくなっているのに

人の手を借りて

ようやく生活している状態ですら

親と言う目線で、子を見ている





めんどくさいなあ



そう感じた





でも、いま

親が生きているから

経験できる事で

わたしには

できない経験なんだよなあ




いま、父がいたら

いま、母がいたら


わたしは、こんな事

感じたり、思ったり

しないんだろうなあ





あちらに

還ったひとを想うときは

西方浄土に手を合わせ


『 元氣でやっています 』

と、心の中で呟く