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マレフィセント

オーロラ姫:エル・ファング

力強くて目が奪われてしまう存在

マレフィセント:アンジェリーナ・ジョリー

SUPER8

『アリス・イン・ワンダーランド』、『アバター』、『オズ はじまりの戦い』などでプロダクションデザイナーを務めたストロンバーグの監督デビュー映画である




家族愛がテーマの映画。(家族といっていいのかはわからないが)
最近のディズニー映画は家族愛をテーマにするのが主流なのか、アナと雪の女王もベイマックスもその傾向な気がする。
それともうひとつ、昔は「悪」を徹底的な悪として描いていたディズニーが最近になって「悪党目線」でいい話をかく傾向があると思う。シュガーラッシュもそうだった。
作中にでてくる王子様が妖精にもプリンセスにもあまりいい扱いをされていなかったのも印象的で、小さいころから運命の人との出会い・恋愛を描いてきた歴史あるディズニーがこんな物語をかくんだと思いながらみていた。
あくまで小さいころにアニメーションでプリンセスに憧れ、その子供達が大人になり夢からさめたころのモラトリアム~大人向けの童話なのだろうと思う。

どうにも悪党は最近実はいいやつだった、という描かれ方をする。それは時代のせいもあるのだろうか。いじめ防止とか?

二つの中の悪い国。人間の国と、妖精の国。その両方の王座につく女性の物語。
妖精の国にすむマレフィセントと、人間の国に生まれたオーロラ姫。
種族のちがう二人の間に生まれた、母性愛。
三人の妖精による、自分たちに嫌悪を向ける人間の赤ちゃんに対する敬愛。
真実の愛とは異性愛なのか、家族愛なのか…。

書きながらその意図もあるのか、と思った。種族のちがう二人は、国籍や人種の比喩なのかも。
人種批判に対するメッセージなのかな。

なんにせよ、面白かった。世界観もだし、マレフィセントもオーロラ姫を恨みたいという気持ちと愛しいと思う気持ちに惑う、人間らしさを持っている。
人間に裏切られ翼をもがれた痛みも、一度自分が犯してしまった過ちが取り返しのつかないことになり(死の呪い)、心が切り裂かれるほど悩む様子も、人間らしく、好感がもてた。

それにしても、アンジェリーナ・ジョリー老けたな。あんまりこの人の映画は見ないけど、もう少し前はもっともっと美しかった気がする。




2015/02/12鑑賞