下の子が20歳に達するので、国民年金の掛け金を支払わなければいけない。

 2年分前納のすると、1か月分の割引があるので、前納手続きをするのだが、2年分の保険料は40万円を超える。

 結果的には、大学院まで行けば100万円前後の保険料が必要になる。

 

 2年間前納の手続きは、実際には、年間1回しかチャンスはなく、2月末頃までに手続きをすれば、4月下旬に2年分の保険料を引き落としてくれる。

 支払い方は、カードか口座振替で、カード払いの場合、少し割引率が少なくなる。

 

 今度、子供が帰ってきたら、手続きをしようと考えている。

 学生特例で、支払いを延期する方法もあるが、免除ではない。

 結局、子供が社会人になった時には払わなければいけなくなる。

 

 社会人になりたてで、いきなり、マイナス100万円からスタートするのは少し不憫なので親が払っているのだが、それにしても負担が重いのである。

 

 今回、上の子が初めて前納で2年分支払ったので、年末調整の対象として、約50万円ほど年末調整に乗せた。 

 最初は、親が前納制度で払うのが一番お得と知らずにいたが、去年の年末に親が払い、親が年末調整に乗せるのが一番得だと知ったので、過去分を含め、今年は50万円、国民年金を支払ったのである。

 

 子供の前納手続きが終れば、毎年、交互に40万円ちょっとが引き落とされ、うまい具合に回りそうである。

 

 色々な給付金がもらえ、少しありがたいと思う反面、学生から年間20万円もの年金を徴収する制度、だったら、学費の無償化給付などをせず、国民年金の免除を行えば、ひと手間少なくなるのではと思うが、世の中、うまく行かないものである。

 

 自分の計算では、今年は、国民年金の掛け金を親が支払うことで、10万円ほどは余分に年末調整が来そうだと考えている。

 少しだけ、温かい年末年始になるのではと、期待している。

 

 それにしても、子供が大学生になり、かね、金、かね である。

 石川啄木じゃないが、「働けど 働けどなお 我が暮らし 楽にならざり ぢっと手を見る」、結局は、今も、昔も変わらない気がする。

 手を見る視点は変わったかもしれないが、常に腕の時計に目をやり、時間に追われ、結局は、手の方を現代社会でも見ている気がする。

 

 12月に入れば年末調整の金額が分かる、今はそれだけが楽しみである。