最近、地方に出張する機会が減っている。

 それは、それだけ、地方での仕事が無くなっているからではないかと感じている。

 

 そして、たまに仕事で、個人で仕事で地方に出かけると、明らかに元気がある都市と無い都市とに分かれる気がする。

 元気がない都市は、とにかく新しい建物がなく、街に人があるいていない。

 

 一方で元気がある都市は、それなりに人が歩いているし、新しい建物を見かけるのである。

 東京にいては感じられないが、地方に出かけると、大げさかもしれないが、日本の置かれている現状がよく分かるのである。

 

 では、そうは言っても元気があるのはと言えば、福島県内、山形県内の一部は、それなりに活気がある場所がある。

 一方で、秋田、青森は総じて厳しい感じで、秋田市など県庁所在地でも、県庁近くに空き地があり都市として土地需要が弱い感じがする。

 

 そして、青森県を例に取ると、2020年には、青森市が人口27万5千人、弘前市が16万6千人、十和田市が6万人と言った感じであったが、最新の2026年のデータでは、青森市が人口25万3千人、弘前市が15万5千人、十和田市が5万6千人と、毎年1%以上のピッチで人口が減ってる感じであり、これでは、勢いどころではなく、街の機能維持すら厳しいのではと思う。

 

 青森県より人口減少が深刻なのが秋田県で、13年連続で人口減少全国1位と書かれたネット情報などもあった。

 

 感覚的には、人口150万人以上で市営の地下鉄やモノレール、政令市で市営の路面電車、商業圏20万人ほどで映画館やスタジアム、近隣人口10万人ほどで、二次救急病院や大型の商業施設と言った感じがする。

 イオンのHPでは、やはり、商業圏(車で20分)で、人口10万人がショッピングセンターの出店の目安と用語解説で書かれており、いわゆる買いたいものが買えるのは、近隣人口が10万人が限界なのであろう。

 

 実際に、秋田市内にあったイオン土崎港店は、老朽化を理由に2月に閉じたようで、人口減少などから売り上げが見込めないので、改築には踏み切れなかったのかもしれない。

 一方で、同じような人口減少率を示している山形県だが、県庁所在地は、まだ活気があるし、伝統的に精密機械の工場などがある関係から、仕事もありそうな感じがする。

 

 一つ言えるのは、人口が減っているながらも、秋田県より格段に生まれる子供の数が多いのである。

 秋田県では、864,753に対し、直近1カ月で249人生まれており、山形県では、980,512人に対し、381人生まれている。

 

 高齢化率は秋田と山形では差がなく、若い女性の転出が秋田では多いと聞いており、その差が出生数の差になってしまっているのではと思うし、その結果、活気の差に感じられるのではと思う。

 

 県民性と一言では片付けられない何かがあるのだと思うし、施策の力も当然あるだろう。

 秋田県に施策の力が無いと云うわけではなく、より、何を重視して施策を展開して来たかではないかと思う。

 

 道路や橋を重視したのか、産業育成を重視したのか、広くバランスよく施策を打ったか、人口減少数や子供の数などは、結局は結果論でしかなく、ただ、それは住んでいる人に多大な影響を与えるのではと思う。

 恐らく、東北各県にこの国の将来が見えているのではないかと思った。

 

 受験とは関係がない話だったが、隣県同士で子供の数が1.5倍多く生まれる、その真は気になるところである。