浪人生、この時期、一番、緊張感が高まっているのではないだろうか。

 浪人すれば、一般的に学力は伸びると言われている。

 

 しかし、全員が全員ではない。

 中には、遊んでしまい学力を逆に落とす受験生もいる。

 

 うちの社員で、やはり高校は偏差値60前後の高校に行ったものの、浪人して日東駒専クラスに行き、うちの会社に来た。

 正直、かなり学歴的にはレアで、この前、少人数で飲みに行ったとき、この社員が、みんなどこの大学出ているの?って自ら振って、1人目が明大、2人目が立教大、3人目が慶大院と答え、聞いた本人が「まじかー」と言っていた。

 

 他にいた人も国公立が3人と言った感じで、みんな現役合格で、聞いた本人が驚いていた。

 うちの会社も実力主義がだいぶ浸透しており、成績が良ければ高卒でも役員級になったりしている。

 

 しかし、実際のことろ、難関大学卒ほど管理職の比率が高いのが現実ではある。

 この浪人した社員、あまり、浪人時代の生活ぶりを話そうとはしないが、いわゆる宅浪であったとは言っていた。

 

 浪人して、一番難しいのが宅浪で、やはり、人間、言われないとやらない部分があたり、他と競争して伸びる事がある。

 しかし、宅浪は自分との戦いであり、本当に自己管理ができる人でなければ成功しない。

 

 恐らく、最初に学歴を聞いた社員、浪人は成功しなかったのではないかと思っている。

 文系で2浪はさすがにいないだろうし、諦めて進学したのではと思う。

 

 現役生は、3月までしっかりやれば、学力を上げ続けられるが、浪人生はそろそろ、成績の伸びも限界に達しており、1年間の苦労が実を結ぶか、気になっている頃ではないかと思う。

 

 社会に入れば、1浪ぐらいは気にならないが、どの大学に入ったというより、どれだけ努力ができるか、ここの差は、なかなか年を重ねても変わらない。

 

 浪人して日東駒専クラスで悪いとは言わないが、何となくこれまでも自分の気持ちに勝てなかった人が多い感じはする。

 そして、今どきなのが、浪人中、スマホを手放せたか、ここが大きいような感じがしている。

 

 去年は、下の子が受験で、年末年始は、1日だけ遊ぶ日を決め、他は勉強し、しっかり勉強に取り組んでいたが、合格すると言うことは、そういった事だろうと思う。

 去年を振返れば、ここからの1か月が重要な気がする。