密かに総合型選抜の二次試験が佳境に入った。
11月1日から順次合格発表が解禁になるので、その日に多くの大学が合格発表を行う。
獣医系では、誰でも出願できる試験は、例年10月12日前後に岡山理科大の総合型選抜二次試験が、全国の獣医学科としては最初に試験を開始する。
その後、学校推薦型などが順次試験を行っていく。
どの大学でも、総合型選抜の出願基準や合否判定は、なかなかその基準がベールに包まれており、到達点は難しいが、1つだけ言えるのは、全く学力的に達していない研究オタクみたいな学生が合格できるかと言えば、そんな事はなく、基本的には一定程度の学力がある人しか合格できないのである。
そして、下の子の話を聞くと、推薦組などで浪人組が苦労しているようで、推薦でも学科試験を課すところがあり、例年、11月頃に推薦試験が行われるが、その時期の浪人生と現役生の実力差は大きく、浪人可の出願要件であれば、現役生はかなり不利で、学科で差が付いてしまい、浪人生が合格してしまう確率が一番高い試験ではないかと思う。
一方で、推薦で決まれば、予備校を辞めてしまい、自由気ままな時間を過ごしてしまう。
学力を落としてしまうのである。
その間、現役生や浪人一般受験を目指す組は、着々と勉強を続けており、学力を伸ばす。
結局、本来、一般入試で入る力が無かった浪人生が、推薦では入られてしまうという現象が起き、浪人生で推薦で入った組が苦労するのだろうと思う。
麻布大が学校推薦を現役生に限っているのは、浪人生と現役生の力の差に配慮しての事ではないかと思う。
何となく、入学時点の学力は 現役国立落ち>浪人国立落ち>現役一般>浪人一般>現役推薦>>浪人推薦
こんな感じではないかと思う。
そして、感覚的には現役は合格後も授業があり、勉強習慣が残るので、入学後もひたむきに頑張るが、浪人は解放感から緩んでしまうので、やや浪人組に勉強が振るわない学生が多くなるのではと思う。
浪人生で推薦などで合格が決まれば、TOEICなどの試験や資格試験などを目指し、学習習慣が抜けないようにしなければいけないと思う。
ちなみに、現役生は、総合選抜や推薦で合格すると、授業を受けながら、大学から渡された課題をするので、受験勉強並みに忙しい。
しかし、浪人生は授業がないので、かなり緩んでしまう。
浪人で推薦や総合型選抜を目指す人は、是非、勉強習慣が抜けないようにしてほしい。