とうとう、大学から後期の授業料の請求書が来た。
130万円、ズシリとくる額である。
既に用意はして、口座には入っているが、実際に金額を見ると、身が引き締まる。
一応、大学4年生までの授業料は現金でとりあえず準備した。
上の子の国立のように、半期で約27万円なら何とかなるが、1回130万、しっかり準備しておかないと、自分自身が病気などで倒れた場合、残された子供たちだけでそう簡単に調達できる額ではないので、少し長い期間の学費を既に用意しているのである。
2年分ぐらい用意しておけば、万が一の事があっても、生命保険や退職金などが半年もすれば入り、授業料の支払いには困らないだろうとの考えで、長めにお金を準備しているのである。
今、迷っているのが、各県庁が用意する、獣医師修学資金制度である。
いわゆる、給付型奨学金である。
今年の募集はほぼ締め切ったのだが、子供自身は「ぷちダッシュ村」がある栃木県に行きたいようだが、栃木県の獣医師修学資金制度、大学3年生からしか受けておらず、そこまで待つのかを子供自身も迷っている。
修学資金制度を活用すれば、就職先はほぼ決まるし、バイトはしなくてよくなるし、そうすると、国家試験に向けて日々の勉強もしやすくなるしと、描いているようである。
大学1年生から給付を受ければ、10年間のお礼奉公はあるが、元々県庁に就職したいので、そんなのは全く気にならないらしい。
ただ、この修学資金制度を使った場合、卒業年次もしくは翌年に国家試験に合格しなければ、全額返納になり、利用者の1割ほどは全額返納になっているようである。
獣医学科は、合格することもさることながら、授業料の準備もそこそこ難易度が高いので、国家試験合格までは気が抜けない。
どうしても、国立に行った上の子のような感覚で授業料を考えてしまうが、やはり、私立の理系、破格の高さを請求書をみてしみじみと感じた。
大学6年間の修学期間で高級外車1台分、都内の私立理系も同じぐらいかかり、これでは、なかなか少子化に歯止めがかからない気がする。
下の子の学費の支払い、それでも12分の2、終わった事になる。
そう思うと、少し進捗した感じもする。
もうすぐ、お月見である、今日、お月見で検索すると、それっぽいお菓子が出てきた。
月を見るのはお金がかからないので、月でもみながらプライスレスで季節の移ろいでも楽しみたい。