子供が獣医系医進学し、色々な人から「動物は好きか」とか、「動物を飼うのは好きか」と聞かれた。

 

 そして、色々なコメントを頂き、自分の中で1つの整理がついたのである。

 

 動物を飼うのは好きかと言われれば、好きか嫌いかと言うよりは、その技術はもっているし、昔飼っていた縁日ですくった金魚は、20センチを超える大きさにまで育てた。

 

 この金魚、妻の常識外の行動で死んでしまったのだが、良い感じで大きくなっていた。

 

 動物は好きかと言われれば、特に感情はない。というところだろう。

 

 なぜか、少しの期間だけ、食肉流通業界にも関わったことがあるので、感情は湧かないし、人間中心の社会の中では動物の生死は人間が結局は握っている。

 昨日も今日も多くの人は肉を食べただろうと思う。その肉、培養されている訳ではない。生きると言うことはそういった事で、そんな事もあり、特段、動物に対しても感情はない。

 

 1つだけ言えることがある。

 動物を飼う人は大嫌いである。

 もっと言えば、動物を飼って自宅の外に出す人が嫌いである。

 

 犬などを散歩している人は、人の塀の角や電柱で糞尿をさせる。

 そして、わずか数十ccの水をかけて掃除したつもりで去っていくのである。

 

 もし、これが人間だったらどうなのだろうか。

 必ず警察沙汰になる。

 

 正直、この時期から臭いもするし、掃除の手間も必要になるし、電柱の多くで電柱の周囲が塩分で白化、アンモニアで路盤は痛み地下に電柱の回りだけ雨水が染み込みやすくなっている。

 電柱が倒れやすくなってしまうのである。

 

 うちの塀の角に猫除けマットを巻き付けたが、犬を飼っている人は気に入らないのか、プラスチック製だったので、数カ月で人間に蹴られ割られてしまったのである。

 実は、実際に蹴っている瞬間にも出くわしたことがある。

 

 猫についても、花壇の植え替えのため、土をむき出しにしていたら、すぐに糞をしていく。

 どこかの飼い猫のような感じがする猫が来ていた事もあったが、糞をされるため、必ず金属製の網を被せることにしている。

 

 今は諦めているが、首輪を付けている猫が自宅の庭で糞尿をしていく姿をみて、一服盛ってやろうかと思うほど腹立たしかった。

 猫には寄生虫がいる場合もあるので、子供が小さい時は、周囲の土壌を交換しなければいけなくなり、本当に迷惑だった。

 

 まぁ、進路に関係ない話をダラダラ書いたが、医学部の話をしたとき、医師の方が「親が嫌で小児科を志望しない・・・」とコメントをくれた。

 そのコメントで、そうだ、自分も犬が嫌いとか、猫が嫌いではなく、親たる飼い主が嫌いだと気付いたのである。

 

 夏に向け、今度は金属製の猫除けでも探し、塀に巻き付け、飼い主対策をしたい。

 飼い主と家主の知恵比べである。