元々、受験をネタに書いていたブログなので、少し原点に立ち返って受験のネタを書きたい。

 

 世の中で得る資格の中で、最も多くの時間を費やさなければ合格出来ないものが大学受験らしい。

 もちろん、司法試験など、世の中の多くの人が受けない試験も含めれば、他の試験も入ってくるかもしれないが、多くの人が受ける試験では、大学受験が最も多くの時間を費やすと書かれていた。

 

 一般的には3000時間必要と書かれているものがあった。

 宅建士は300時間など、資格によって、おおよその目標となる勉強時間があるらしい。

 

 3000時間とは、どのぐらい勉強する必要があるか。

 1日10時間を300日と考えれば良い。

 簡単に実現しそうな気もするが、実際には、そんな簡単に毎日10時間も勉強はできない。

 

 そして、多くの元受験生が話すのは、難関校を受験するなら、高校2年生の夏あたりから勉強をすれば良かったと言っているのである。

 確かに高校2年生の夏からであれば、平日が400日ほどあり、そこで1日4時間、休日は200日ほどあるので5時間、それに、高校での授業時間が加わり、3000時間達成しそうな感じはする。

 

 この3000時間には、高校での授業時間も含めて良いのだが、当然ながら、体育や芸術の時間は含めると意味はない。

 授業時間を1日4時間として見積もり、恐らく受験までには200日ぐらいあるのではと思う。

 

 ザックリだが、何となく高校3年生から勉強したのでは間に合わないと感じる、元の受験生達が言うのが分かる気がする。

 

 高校3年生の夏から勉強するには、どのぐらいのペースになるか。

 今日からおおよそ6カ月半で共通テストになる。

 高校の通う日が残りせいぜい80日ほどだろう。

 

 そこで4時間320時間勉強して、残り2700時間、1日にすると13時間ほどになる計算になる。

 そう、正直なところ、もう届かないのである。

 

 もちろん、高校3年生までに勉強をしてきているので、その勉強時間は差し引けるが、1日13時間も勉強をすれば、集中力も途切れ密度も下がる。

 

 高校2年生から勉強をすべきだったと考える、受験OBたちの意見は実に的を得ている感じがする。

 当然ながら、無理なく集中力が高い間に勉強をするべきであり、そうすることによって難関校にも手が届くのだろう。

 

 上の子は総合型選抜で入ったので少し受験スタイルが異なるが、下の子は一般入試で、下の子はどうだったのだろうか。

 結局は、3000時間に届いていない気がするし、その分が結局は、合格が後期入試まで先延ばしになった原因ではないかと思う。

 

 ちなみに、下の子は後期入試まで勉強を続けており、その時点で恐らく3000時間は超えたのではないかと思う。

 どのレベルの学校に行くのに3000時間の勉強が必要か、そこが一番の問題かもしれないが、MARCHクラスではないかとみている。

 

 今の高校3年生、残された時間は半年しかない。

 受験はもうすぐまで来ていると、受験を経験した先輩たちは分かっているが、受験前の学生にはそこがなかなか伝わらない。

 ある意味、受験の難しさかもしれない。