2025年入学予定の学生、そろそろ、高校で大学共通テストの出願について、説明などがあったのではないかと思う。

 

 私立大学を志望している場合、関係ないと思い、受けない学生がいる。

 しかし、共テ利用型での出願をしないと決め込んでいる場合でも、受けておいた方が良い場合がある。

 

 それはなぜか、1つには思いのほか共テができた場合、出来によって、自己採点の結果をみた後に出願できる大学が結構あるのである。

 うちもいくつか、共テの出来をみて出願をした大学があった。

 

 もちろん、いくら出来をみて出願できると言っても、早慶の共テ利用にように一般入試の学力と共テ利用の学力で大きく乖離している大学もあるが、中には差が無い大学もあり、上手にセレクトすれば共テ利用でチャンスが広がることもあるので、共テを受けて損は無いと思う。

 

 あと、極めて少ないのだが、共テの科目の一部を使って出願する大学があり、後期でこのパターンがある場合、共テを受けていないと、どうにも対策がしようがないのである。

 

 子供が通う獣医系なら、岡山理科大の後期が共テの結果を一部使った受験が後期にある。

 現役生の場合、勉強を続ければ後期まで学力が伸び続けるので意外に後期試験は穴場なのである。

 

 もちろん、前期試験で合格するに越したことはないが、後期試験に回ってしまった場合、正直、藁にもすがる思いになってるが、その際、共テを受けていれば少しチャンスが広がるのである。

 

 大学共通テスト、理系の場合、地歴公民や国語などが十分に勉強ができていない場合もあるが、うちの子の場合、地歴で共テ直前に少しだけワークをやって試験に臨み、意外に点数が取れたし、国語に関しても私立共テ利用の場合、現代文分野のみ利用って大学もあるので、漢文や古典が苦手でも別の構わない場合もある。

 

 少しでもチャンスを広げるためにも、是非、共テは受けておいて可能性は広げて欲しいと思っている。

 そして、大学入学後も理系の場合でも文系分野を理解していると結構、思考の整理に役立つので、関係ない分野だからと言って、安易に完全に切り捨てるのはもったいない。

 

 夏休み明けに始まる共テには、是非、出願をして欲しいと思うのである。