最初はあまり進路と関係のない話だが、地籍調査というものをご存じだろうか。

 

土地の境界線を確定させる作業で、全国でコツコツと行われている。

そして、うちは何年か前に地籍調査が入り、公道と私有地などの境界が確定したのである。

 

その結果、公道が20センチ近く私有地に食い込んでいることが判明、ここ数年で境界の位置を修正したいとの相談があった。

具体的には、境界に入っているブロックを正しい位置に設置しなおしてくれるらしい。

 

何と、20センチ土地が広がるのである。

20センチと言えども、ここは東京、延長距離からみて1.5㎡は広がるので、少なく見ても100万円は下らない。

 

周辺の取引価格などを参考にすれば、150万円ほどになると思う。

そして、私有地の確定も終わり、隣地の境界も確定し、そこでも1.3㎡ほど広がる。

 

合計3㎡近く広がるのである。

そして、これがあなどれない場所が広がるので、我が家にとってはうれしい限りである。

 

道路側で20センチ広がれば、駐車場が広がり、少し大きな車が置けるのである。

 

今までは、5センチ足りずに諦めていた車がある。

車は1㎝でも車の長さに対して、駐車場の長さが足りていないと車庫証明が下りない。

 

今まで駐車場を借りていたが、数年後には借りなくてよくなりそうなのである。

駐車場代が減らせれば、まずは子供の学費に回しやすくなる。

 

そして、老後も車を持ちやすくなる。

土地を買った時、何となく敷地に道路が出てきていて、自分の敷地が道路になっているとは聞いていた。

 

でも、道路の中に自宅の境界があっても、永遠に役所は道路の位置を修正してくれないだろうと諦めていた。

ところが、今回、土地が広がり(厳密には正しい位置に修正されるだけなのだが)、車が止めやすくなる、夢のようである。

 

固定資産税がどうなるのかなど、まだまだ不明な点があるが、戸建てに住んで良かったと思う瞬間であった。

 

今の車はあと3年は乗るが、そのころには車をダウンサイズすることを考えている。

老後に備えて支出を締めていく準備に入ろうとしている。

 

今の車は乗りやすく愛着はあるが、定年後も維持できるか分からない。

区役所からの20センチのサプライズ、老後の大きな足しになるし、何といっても授業料の捻出に大きく貢献しそうである。

 

3年後どんな車にしようか、楽しみである。