奨学金、多くの学生が日本学生支援機構の奨学金を使い、学生全体の半分ぐらいの学生は借りているらしい。

 

奨学金には利子がかからない第一種と利子が必要な第二種がある。

当然、利息が必要ない方が良いに決まっている。

 

それでは、基準はと言えば、学力と所得がある。

 

卒業前に予約するタイプの奨学金の基準は以下のとおりである。

1 高等学校等における申込時までの全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること。
    ただし、上記の基準を満たさない場合であっても、次のア~ウのいずれかに該当し、かつ、将来社会で自立し、及び活躍する目標をもって進学しようとする大学等における学修意欲(※1)がある者として学校から推薦されれば、第一種奨学金の学力基準を満たす者として取り扱うことができます。
    ア.生計維持者(原則父母)の貸与額算定基準額(※2)が0円である。
    イ.生計維持者(原則父母)が生活保護を受給している。
    ウ.「社会的養護を必要とする人」(児童養護施設等入所者、里親による養育を受けている者等)である。

 

事実上、成績で3.5が基準になっている。

 

一方で、進学後の基準は同じ年度の入学者でも予約さえしなければ、
    (1)高等学校または専修学校高等課程最終2か年の成績の平均が3.5(専修学校(専門課程)の場合は3.2)以上であること
    (2)高等学校卒業程度認定試験に合格者であること
    (3)生計維持者(原則父母。父母がいない場合は代わって生計を維持している人)の貸与額算定基準額が0円である者、生活保護受給世帯である者又は社会的養護を必要とする者(児童養護施設等入所者、里親による養育を受けている者等)であって、以下のいずれかに該当すること
    ・入学者選抜試験の成績が入学者の上位2分の1の範囲に属すること。
    ・将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書等により確認できること。

 この学力基準、どうも最終的には進学後の申請は、進学先の学校で推薦するか判断しているようである。

 確かに、評定平均なんて、私立の中高一貫校で、超がつくほどの進学校の評定と、BF高校の評定とを同じ土俵にして、3.5とするのはナンセンスである。

 高校には、設置者として、文科省として優劣はないはずでもあり、しかし、実情は優劣がある。

 卒業をしていれば良いのではと思うし、評定は、高校内での結果であり、それを全国的な基準にするのはどうかと思う。

 

 色々とネットであたってみると、医学科などに通う場合は、進学後の基準が甘くなるらしく、学部によって難関学部はこの基準が甘くなるとの書き込みもあったりする。

 

 私立大では、噂の域はでないが、評定平均を入試に使う場合、高校の偏差値や過去の同じ高校の入学者の成績などから、進学校は成績が悪くても評価を高めにして、進学校でない高校の受験生の評価は低めにする「傾斜」を付けていると言われている。

 

 奨学金、所得基準は基本的に絶対なので基準は超えられないが、成績基準はどうも絶対的な基準ではないようである。

 所得については、マンションなどを持っているので、損益通算などで所得の圧縮もできている。

 

 実際に通るかは分からないが、もし、無利子が通れば儲けものである。

 有利子タイプの2種なら、長期間借りず、4年生ぐらいまで借りて、卒業時に一括償還である。

 有利子タイプも在学中は返済を待ってくれ、利息もかからないので、事実上、無利息になる。

 

 もうすぐ、学生支援機構への審査申請が終るので、あとは結果待ちである。

 学力基準がどの程度厳格か、また、報告をしたい。

 

 審査は2か月から3か月かかるようである。

 忘れたころに結果が来そうである。