昨日、奨学金の学内審査が終わり結果をもらってきた。

 

 学内審査は、一種での申請も構わないとの結果になったようである。

 評定が少し不足していたが、高校在学時の順位は真ん中あたりで、学習意欲について、将来の展望を描いたので大学としてもOKを出してくれたのだろう。

 

 残りは、マイナンバーなどを学生支援機構に送付して収入の審査を経て奨学金が決定される。

 もし、無利子が通過するようなら、少し多めに借りても良いような気がしている。

 

 やはり、一種と二種では大違いである。

 なにせ、子供が通う獣医系大学の学費、1年間に250万円、それに1人ぐらしの費用が月に10万円ほどかかり、教材費なども入れれば年間400万円ほど必要になる。

 

 私立の安い医学部が6年間で2000万円ほど学費がかかるらしいので、自宅から私立の医学部に行くのと同じぐらいの費用がかかるのである。

 

 給付型奨学金なども駆使して満額、自分では払わないが、それにしても上の子が通う工学部に比べ、学費の高さは雲泥の差である。

 

 そういえば、最近、下の子が獣医系に通いだし、上の子が少しうらやましく感じているようである。

 それはなぜか、就職活動が獣医系の場合、非常に楽で、どこでも引っ張りだこなので、上の子がその点を羨ましく思っているようである。

 上の子は数学、英語、物理化学が得意だったので、私立の医学部なら行けた可能性があった。

 1回だけ「どう?」って勧めてみたが「興味ない」と一蹴されたのだが、ここに来て資格を得て仕事をする職業の良さに気づき始めたようである。

 

 最近になって、「上の子に高校生の時、医学部勧めて行かなかったけど、今ならどう?」って聞いたら、「今、高校生なら考えたかもしれないと」返ってきた。

 「ただ、今の大学から変わるほどではない」とも付け加えた。

 

 やはり、大学生にとっては「就職」と言うのは、当然ながら未知の領域なようで、そこに「国家資格」という指定校推薦のような枠があれば、魅力的に映るようである。

 

 上の子は大学3年生に進み、そろそろ、アルバイトでも勧めようかと思う。

 今まではかなり忙しかったが、職業体験も必要だし、大学院に進む予定なので就職活動もなく、このまま家にいるのはもったいない。

 秋ぐらいから少し塾講師でも勧めてみようと思う。

 

 上の子が働き始めると、何となく自分自身も少し、肩の荷が下りるのではと思っている。