子供が獣医師を目指し、大学の門をくぐって1か月、先月は、まだ大学に進めるか分からなかったが、今は、立派な獣医師の卵となり実習などにに励んでいる。
そんな中、やはり「国家試験」という、他の大学にはない最大のイベントが控えており、子供自身も既に気になってるようである。
そこで色々と調べてみると、獣医師、医師、薬剤師など多くが現役入学、留年なしの卒業生は国家試験の合格率が高く、留年経験者は国家試験の合格が良くないらしい。
過去、医学部で現役と浪人で入学した進級について研究したデータがあるようで、現役入学した学生は1学年あがるごとに2~3パーセント留年し、3年生から4年生に進級する時点以降、留年性がなくなるそうである。
一方、多浪で入学した学生は最初は留年者が少ないもの4年生や5年生でも留年し、結果的に2割近くが留年するらしい。
ネットで調べても、数値こそ出ていないものの多浪生+留年経験者は国家試験の合格率が良くないと言った情報が散見される。
推論にはなるが、浪人5割、現役5割で、150人入学する獣医系私立の場合、留年者は浪人経験者から15人、現役生6人、このぐらいになるのではと思う。
現役組の合格率は9割、留年経験者が7割で設定すると現役116人、留年経験15人が国家試験を合格することになり、一般的な獣医師国家試験の合格率8割ちょっとぐらいになる。
内情としてはこんな感じなのだろう。
多浪で入学した学生と現役で入学した学生の国家試験合格率は不明だが、多浪の方が不合格が多いとのコメントを見るので、有意に多浪が国家試験の合格率に差があるから、周囲は多浪は不合格が多いと感じるので2割ほどは差が付いている可能性がある。
感覚的には、現役で入学し、留年をせず卒業したら95%ほどが国家試験に合格し、多浪で留年経験があれば6割ほどしか国家試験には合格しない、こんな感じじゃないかと感じている。
医師国家試験での多浪生の国家試験に合格できない理由としては、やはり、入学が目的化していて、国家試験に合格することが目的化していない学生が現役生より多いのではと書いているコメントもあった。
その結果、勉強に身が入らず浪人や国家試験落ちになってしまうと解説していた。
何となく分かる気がする。
子供には、真ん中辺りを成績ではキープするように言っている。
高校の時に比べ、大学の授業、楽しいようで好きな分野だけ学べるのが良いらしいし、嫌な教科の授業がないので、各授業のモチベーションが維持できるらしい。
子供は、入学することが目的化せず、国家試験を目指している点、良い傾向である。
家に帰っても復習を少ししているようで、合格した解放感より少し先を見据えている感じで、少し安心した。
1週間後には戻っていく。
次は3か月戻ってこない。
この間、前期試験があるので、そこが1つのヤマではないかと思う。
6年後、72か月の経験をしっかり積んで、大学の門を叩いた日を回顧できる日が来て欲しいと思っている。