昨日、下の子が学生支援機構の奨学金の申請を学生課で手続きをし、最初のステップが終った。

 

 この後は、ネットで情報を入力するなどの作業になる。

 結局、奨学金は借金なので、最低限のお金しか借りない予定である。

 

 貸与型奨学金の借り入れ手続きが終わると、次は給付型奨学金の手続きをすることになる。

 給付型は、獣医学生の特権である、獣医師修学資金貸与制度などと言った名称で、各県で募集があるお金をもらえる所得制限なしの奨学金をもらえるのである。

 

 この奨学金制度、東京や大阪などから遠い県は募集をしても人が集まらず、2年に1人、応募者が来るか来ないかのレベルのようで、逆に都市部に近い地域は競争率が高いのである。

 都市部から遠くても、住みやすい県はたくさんあるのに、少し残念な感じはする。

 

 さて、どこが良いか難しいとこだが、最大10年間、給付してくれた県に奉公するので、しっかりとどこにするか考えなければいけないが、資料請求をした県からは、既に勧誘がそれなりにある。

 

 ペットを診る獣医師も良いが、結局は自営業で自分の能力次第ではリスクも大きくなる。

 

 子供自身、やはり安定も必要と考えており、県庁への就職はかなり魅力を感じているようで、せっかく県庁にいくならと言うことで、各県が給付する奨学金を受ける予定だが、長く生きてきて子供にアドバイスができるのは、転勤はかなりな負担で、できれば2回に1回は通える範囲になるような県が良いと言っている。

 

 北海道で教員をしている友人がいるが、結構、引っ越しを伴う転勤をしているようで、家族が大変そうな感じがしている。

 

 県庁などに就職をしている友達はそれほど多くはないが、富山県庁で働いている知り合いは通える範囲での異動が多い感じで、たまに話を聞くと、「朝が早くなって大変」と言っているレベルなので転勤も通える範囲が多い感じである。

 

 どこも、県レベルになると引っ越しがある転勤が多いと思うが、まく、子供の意見も聞きながら、どこが良いかアドバイスをしたい。

 

 給付型奨学金の支給が決まれば、とにかく下の子の進学は一段落である。

 あと一息、何とか安心して通学させたいし、子供自身も上の子は国立の大学に通い、自分が私立の獣医学部に行くことに「悪いなぁ」とも思っているようである。

 上の子は意外に「別に親が学費を払えれば、良いんじゃない」とあっさりしていて、その点は安心だが、給付型奨学金を受ければとりあえず、上の子、下の子とも学費に対しては均衡が取れそうで、下の子の気持ちも安心できるのではと思っている。

 

 とうとう、進学関係の手続きも終わりに来た感がある。

 実に長丁場であった。