今日は、獣医系大学の受験の回顧録を少し書いてみたい。

 

獣医系大学は、私立が日本獣医大、日本大、麻布大、北里大、酪農大、岡山理科大の6校しかない。

難易度は、日本獣医大が地方国立の獣医学科と同じレベルが必要と言われているが、そもそも科目数が違うので、一概に比較できない。

 

そして、このうち岡山理科大以外は、私立の獣医系大学で作る 「日本私立獣医科大学協会」という団体に加盟し、そこで情報交換などを行っているらしい。

らしいと云うのは、某大学の出張オープンキャンパスで話していたので、「らしい」と言うことである。

 

では、岡山理科大が設立時にこの私獣協が反対したので、加入を断られているのかと言えば、どうもそうではなく、雑多な報告書などを読み漁ったとき、文科省が作った報告書で「加入すべき」との記載があったので、岡山理科大が加入を申請していないだけなのかもしれない。

 

ちなみに、医学部でも同様の組織があり、兵庫医科大学と国際医療福祉大学の2校がHP上では加入名簿には名前がなかった。

 

この私獣協があるおかげで、入試日程を調整しており、全て1日ずつ入試日がズレるようになっている。

今年は、2月1日から北里大、日大A方式、麻布大、酪農大、日獣大という入試日程になった。

 

後期はと言えば、今年は北里大と麻布大が重なったが、受験日は少し重なる年もあり、後期はあまり調整はしていない感じである。

 

この他、岡山理科大が北里大より早く試験を実施するので、結局、1月30日から2日間岡山理科大は入試を行い、日獣大も2日間試験は実施する。

 

2日試験を行う大学は、2回受けることができ、全てフルに受けると延べ8校分受けられる。

それでは、全て受けるのが良いのかと言えば、南関東に住んでおり、麻布や日獣に通える環境、日獣は合格圏なら、個人的には、岡山理科大や酪農大は受験しなくて良いのではと思う。

 

結局、8日連続で受けると疲労が溜まるので、いい結果を生まない。

逆に、難しいのが酪農大や岡山理科大がボーダーの学生。

 

滑り止めを獣医系以外に設定する必要があり、受けるのは岡山理科大、北里大、麻布大、酪農大になり、できれば日大の試験日を休息日としたい。

 

私立の滑り止めは、共テ利用で法政大や東農大、玉川大あたりを使うことになると思う。

共テ利用で滑り止めを作るなら、関東近郊なら茨城大、宇都宮大、福島大、山形大など国公立を滑り止めにすることもアリであるし、うちもそうした。

 

滑り止めは、やはり無理をして一般入試で受験日が連続するのは避けた方が良いと云うのが今回の反省である。

今回は、補欠の回り方から、相当、現役生、浪人生とも「浪人できない」を意識したので、2025年度の受験はボーナスステージかもしれないし、東京一工は逆に難化するかもしれない。

 

また、近いうちに第二弾、第三弾と回顧録を書いていきたい。