今日、多くの国公立大学で、前期日程の結果が判明する。

 

そして、3月10日、東大、京大の発表で、ほぼ全ての大学で前期日程の合格発表が終わる。

うちは、かなり安全策を取ったつもりだが、それでも、予想以上に倍率が前年から上昇し、厳しい結果も覚悟するように子供には言っている。

 

とにかく、今年の受験は想定以上に、予備校が考える以上に保守的な動きをしているのではと思う。

ところがである。

3年前に同僚だった社員からメールが来た。

 

受験の具合の情報交換である。

高校受験の時は、早慶、MARCHの付属を受け、全落ちで、結局その下の私立に進んだ。

そして、3年の時を経て今、結果を待つ身に再びなっているのだが、どうも、共通テストの出来が良くなく、ランクを落としたようだが、落とし切れていない感じだった。

 

具体的には、本命は東北大だったが、共テの点数が取れず東北大を諦め、電通大にしたらしい。

東北大の共テは78%必要とパスナビには出ている。

 

そして、電通大は70%前後と書かれている。

正直、高校受験の時もそうだったのだが、現実が見えていないのではないかと思う。

もし、第一志望の東北大でボーダー近く取れていれば、共テが多少悪くても全科目平均で5%も落とすことは稀である。

 

まして、共テ得点率で8%も下の水準の大学の合否も怪しいというのは、全く東北大を受ける実力が無かったのではないかと考えられる

 

実際の実力としては、共テ得点率は65%ぐらいしかなく、冷静な分析ができていないのではと感じている。

そういえば、中学校卒業時点でほぼ全ての学習内容を理解できていれば、高校は偏差値70以上の高校に行け、共通テストも7割ぐらい取れる学生が多いらしい。

 

結局は、中学校時点で内容を理解できなかった部分に勉強を積み上げても応用力などが伴わず、なかなか、その後の成績が伸びないらしい。

この元同僚の子供さんも今日結果がわかるが、もう少し中学校からの基礎を固めれば志望校に行けたのではないかと思う。

 

そういえば、この子供さんの成績と、うちの子の成績と高校入試時点では、模試を聞く限り同じぐらいであったが、決定的に違っていたのは、うちの子は受験などのここ一番の時は手堅く行きたい性格で、この同僚の子供さんは、実力よりも志望校重視と言った感じで、受験に対する考えが全く逆であった。

 

今日中には結果が出るので、お互いにいい結果になればと思っている。

既に「不合格」という文字は、実は延べ12回も見た。

 

もちろん、滑り止めで合格という文字も見たが、もう十分に不合格という文字は見飽きたので「合格」という文字を見たい。

 

緊張の朝である。