世の中で滑り止めに進学し、翌年、本命だった大学を受けなおす事を「仮面浪人」と云うのである。
なぜ獣医学部の受験を目指したのか、一つには、獣医学部に進み、獣医師になれば就職は約束されたようなもので、かなりな確率で一生生活には困らない。
みんなが医師を目指すのは、医師という資格があれば、一生食べて行けるから医師を目指すのではないかと思う。
もちろん、人の手助けをしたいとの崇高な気持ちで医師を目指している人も多いと思うが、それなら、介護職でも良いがなぜ医師なのかと言えば、そこには高い報酬が付いてくるからではないだろうか。
そして、獣医師もしかりである。
県庁などでは慢性的な獣医師不足で、資格があれば高い確率で職が得られる。
また、ペット病院などの募集も比較的給料がよい。
子供自身が仮面浪人するか考えていて、子どもには今より1割成績が上がれば恐らく合格圏に達すると思うと話をした。
そして、その際に予備校に通うか考えたが、通信教育の教材を使って勉強するのが良いのではとの結論になった。
引き続き獣医師を目指すにしても、私立の大学になると思われるが、その場合は3教科に絞って受験勉強が可能になる。
感覚的には、1日3時間GW明けからやったら、そこそこ学力は上がるのではとみている。
年間で1000時間目標である。
途方もない時間数に感じるかもしれないが、そもそもが、受験は3000時間ほどの勉強をすると志望校に合格できると言われており、この中には学校の授業も入るのである。
3000時間は、1年間の勉強時間で授業が平均6時間、それを週に5日×52週 この1500時間を除くと残り1500時間になる。
現役生に比べ、一度習った場所ばかりなので、1000時間ほど新たに勉強すれば良いのではと踏んでいる。
浪人生は成績が伸びるのは2割~3割で自分自身も多くの伸びなかった浪人生をみてきた。
自分の通った大学は、旧帝の滑り止めで使っていた大学だったので、結局成績が伸びず、自分が通った大学に流れ着いた感じだった。
そんなのを見ていると、このまま獣医系に行けなければ、やはり仮面浪人が最良の選択ではないかと今は感じている。
3月6日ごろには、おおよその進路が確定する。
長かった受験ももう少しで終わるかもしれない。