大学受験の1校目の受験から早くも5か月近くたった。

 

ここに来て、結果が出ない焦りや、なぜ自分は受験をしているのか、自問自答し始めたのである。

昨日、子供に「なぜ、学歴が必要なのか、なぜ、大学に行かねばいけないのか、大学に行って良いことがあるのか」と聞かれた。

 

正直、理系の大学はとにかく在学中は忙しい。忙しいというより、授業時間も多くゆっくりする時間がない。

でも、自分自身は、今でも楽しかったと思えるし、大学時代の友達は今でもいる。

 

朝、8時半に大学に行き、16時半ごろまで授業を受ける生活が3年生まで続いた。

4年生はさすがに授業時間こそ減ったが、就職の準備などで忙しかったが、最後なので遊んだ事も覚えている。

 

ただ、子供にその話をしても実感はないので、なぜ、学歴がいるかと聞かれたら、必ず答えているのが「可能性を広げるため」と話している。

 

そして、なぜ大学に進んだのか聞かれたが、まぁ、正直なところ、今は就職したくない。そんな感覚が高校卒業前にあったのは確かだ。

 

しかし、進学して失敗だったと思ったことは一度も無いし、逆に就職していれば今の地位や収入は無かったと確実に言える。

大学に進学して、勉強を重ねて面白かったか聞かれるが、正直、面白かったのは大学院からであって、大学時代は面白いと感じる教科もあったが、面白いと思わない教科も結構あった。

 

子供自身、長期間、受験勉強と入試の連続にさらされ、結果も出ないので少し自問自答になっており、当然ながら18歳では答えが出ないので聞いてきたのである。

 

大学さえ出れば未来が明るいかと言えば、そうではないが、大卒が就ける仕事、MARCH卒が就ける仕事、東京一工が就ける仕事、実は東京一工が就ける仕事は大卒一般が就ける仕事を包含しているが、その逆はない。

 

まさに選択肢を広げるための努力が進学なのである。

そして、聞かれたのは大学名で採用を決めるのかと聞かれたが、実際は大学名を伏せて採用活動をすると、旧帝、早慶、MARCHに集中しているのが現状である。

 

今でも、大学名は伏せられた経歴書などが面接の際に資料として配られるが、ふたを開ければほとんどが上位校になり、結局は、理解力や努力の量は、就職時などに結果的には、面接やインターンシップなどで、にじみ出てくるのである。

 

明日から、合否の発表が順次始まる。

1つでも合格があればマインドも変わるのではと思っている。

 

入試期間に入り、学校が休みになり長期間、高校にも行かず不安な時期だと思うが、あと、ここ1か月の辛抱である。

 

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