大学受験6日連続の入試は今日でいったん終わる。

 

残るは国公立大の入試のみになる。

子供自身にこの先の事を聞いたが、今、選んだ大学のどこかに行くか聞いたら、やはり浪人がしにくくなるので進学するような話をしていた。

 

やはり、情報の新設、数学などの出題範囲の変更などが大きいようである。

そして、A判定の国公立への出願、ここにきて弱気になっている。

 

ランクを落としてA判定の国公立に出願したのだが、前年に比べ1.5倍ほどの志願者になっている。

恐らく、それだけ志望者が増えればボーダーが確実に上がる。

 

どの層の受験生が安全策を取ったかは分からないが、みんなワンランクずつ前期は落とし、後期は2ランク落しているのではないかと思うし、我が家もそうしたのである。

 

結局、山梨大、宇都宮大、茨城大などの大学ではしわ寄せがいき、倍率が大きく上昇した学科が出ている。

東大などの上位層の大学の志願者が減り気味なので、安全策を取り、結果として東大D判定は旧帝大や筑波大に流れ、旧帝大D判定が横浜国大、千葉大、農工大や電通大に流れと、どんどん下へ下へスライドしていき、最後に関東圏の下位の国立に溜まってしまったのだろう。

 

結果として、関東近郊の中堅国立の生物農学系の志願状況はこんな感じである。

山梨大  生物工学 前期 募集32人 志願61人(昨年50人) 後期 募集5人 46人(昨年42人)    

     地域食物 前期 募集30人 志願55人(昨年52人) 後期 募集5人 28人(昨年38人)

宇都宮大 応用生命 前期 募集20人 志願70人(昨年60人) 後期 募集3人 47人(昨年36人)     

     森林科学 前期 募集22人 志願80人(昨年55人) 後期 募集なし

茨城大  食生命  前期 募集50人 志願121人(昨年144人) 後期 募集18人 309人(昨年125人)

     農業科学 前期 募集24人 志願48人(昨年47人) 後期 募集10人 99人(昨年102人)

 

こうしてみると、宇都宮大の志願者の増加が大きく、山梨大前期が増加傾向、茨城大後期の食生命は激増である。

今回拾ったのは、数Ⅲを二次で課さない大学で、生物系志望の学生は数Ⅲを採っていない場合もあり、ランクを落とした場合でも、数Ⅲが受験科目に無い大学を選ばざるをえない。

 

宇都宮大はLRTの開通などで、交通の便の良さなどが再認識されたのではないかと思われる。

ただ、LRTは工学部の近くは通るものの、本キャンパスの近くは通らない。

 

山梨大の後期は、二次試験を課さないので、意外に難易度が高い。

このため、ランクを下げた組の候補にはならなかったのではないかと思われる。

 

今年は、中堅国公立では、A判定でも落ちるってことがありそうで、子供自身にもその点は言っている。

受験者層が見えないので何とも言えないが、共テで900点満点で500点ぐらいがボーダーの大学にかなりしわ寄せが来た感じである。

子供の国公立の出願先は、ボーダー500点とすると、共テは580点ほどで試験に臨む感じである。

二次が300点の配点で普通の年であれば、二次であと300点中、100点取れば合格ができる水準の大学にしたのだが、これが二次で150点では安心できないかもしれないのである。

 

そして、ここに来て、浪人をした場合の動きを考え始めた。

浪人した場合、もう、一般受験は厳しくなるので、共通テストを課さない総合選抜や学校推薦、私大に回るしかない。

 

今週末からの合否発表次第では、滑り止めの滑り止め合格 → 仮面浪人 → 国公立の総合選抜にチャレンジ こんなシナリオも考えている。

 

まさか、2月に来て受験生たちが安全志向に急に変更するとは、少し予想外であった。

ここから1週間が気が気ではない。

 

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