今年4月の入学に向け、国公立の受験生は今週末までの出願期間に出願し、人生の大きな選択をすることになる。

 

そして、今年の受験生に取って、大きな考慮対象となる事項が来年度の受験生から「情報」という教科が大学共通テストで課せられるようになるのである。

 

従来であれば、浪人生には経過措置もあったが、今回は経過措置を取らない大学が多くなっている。

そう、浪人生にも「情報」を課す大学があり、その影響が少し出そうな気がしてきたのである。

 

東京では、理系の場合、前期が東大、後期で農工大、浪人になれば私大の早慶に回り、情報の影響を回避する方法も可能である。

しかし、地方ではそんな風にはいかない。

 

なにせ、地方には早慶クラスがなく、早慶に行くには東京で一人暮らしになり、その学費、仕送りが年間300万円近くになってしまい、とても地方から簡単に送り出される費用感でないのである。

 

そして、昨日、出願の時に気づいたのだが、東北大はやはり、情報の科目について経過措置を2025年度入試では取らない、すなわち、浪人生にも情報の科目を課すのである。

 

東北大は今でも、地元宮城や近隣の福島などからの入学者が多く、仙台駅からアクセスも良いので福島県内からもかなり通っているようなのである。

 

そして、福島大学も比較的JRの駅から近いので、自宅通学がしやすく、恐らく、前期東北大、後期福島大で受験し、自宅からの通学を狙っている学生がそこそこ居そうな感じなのである。

そう、東北大に自宅通学を考えている学生にとっては、浪人ができない今年は、やむを得ず福島大の後期に回る学生が一定数おり、今年は福島大の後期が難化するとの読みに達した。

 

例え数人でも東北大を目指す学生が後期に福島大に回ってくれば、福島大の後期B判定ぐらいなら木っ端みじんになるだろう。

 

そう、地方の大学、特に、旧帝大クラスとと通学可能な範囲が重なる国公立は、今年は要注意なのではないかと読んだ。

結果として導き出した答えは、地方国立の後期は今年はやや難化、首都圏の国立はそれほど変わらずというのが結論になった。

 

首都圏の国立で難化しそうなのは、理系では、農工大や電通大の後期で、東大、東工大が後期がなくなり、後期がある農工大、電通大がやはり、自宅から通える国公立として難化しそうな感じがしている。

 

一方で、茨城大、群馬大、宇都宮大、埼玉大などは東工大や東大クラスが併願するかと言えば、筑波大、千葉大、横浜国大など、通える範囲に後期に適した大学があるので、トップクラスの学力を持った学生は恐らく流れてこない。

 

そして、筑波大、千葉大、横浜国大などの受験生は、早慶、上理などを併願していると考えられ、後期に北関東の国公立に出願していても早慶、上理に合格していれば、恐らく北関東の国公立には行かないとみたのである。

 

今年の後期は、かなり波乱含みになり、特に旧帝が近い国公立はかなり危険な気がしてきた。

したがって、安全策を取って、A判定で受ける国公立後期は、北関東の国公立にして万全を期すことにした。

 

そして、今日から獣医系大学、岡山理科大の入試を皮切りに獣医系大学の受験週間が始まる。

何とか、ここで合格を拾いたいところである。

 

まさに勝負の1週間が始まる。

 

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