大学には、様々な学科、様々な偏差値の学校があり、最難関は東大理Ⅲから、底辺は偏差値が出せない大学まである。

 

大学に進む際には、やりたい学科と自分の偏差値とを見ながら、多くの人は進路を決めているのではないかと思う。

 

ところがである、進路選択にあたって、Fランに近い大学になると、ネームバリューや取れる資格など、自分の学問に対する興味は二の次で、進路を選んでいる学生がそこそこいる。

 

うちの会社の新入社員を採る際には、学歴フィルターなどをかけずに選考はしているが、ただ、優秀な総合職は概して早慶や関東一円の国公立大が多い。

実は、採用課程で、面接する社員には途中まで大学名を伏せて採用面接などを行うのだが、やはり、早慶クラスになると勉強を必死にやってきたり、我慢をして塾に通ったり、宿題をやっていた経験などが豊富なのか、非常に我慢強いし、応用力や判断力が高い学生が多く、気づくと上位校ばかりが採用されていくのである。

 

一方で、一定数、一般職や現場の要員も採用しなければいけないが、最近気づいたのが、福祉系の学科などを卒業する学生が相当数いることに気づいた。

 

結局は、現場系の社員で採用して能力が高いから本社勤務になったり、総合職に準ずる扱いになるかと言えば、ほとんどそんな人は出ず、是非、本社でバリバリ働いて欲しいと思うレベルは、200人に1人ぐらいで、何となく体感的には、学歴フィルターは会社として採用の効率性を上げるためにはやむを得ないのだろうなと感じてしまうのである。

 

偏差値の低い大学は、大学名を付せられるとなかなか分からないが、出身学科は書かれている。

現場採用の枠に応募してくる、社会学系や福祉系の学科の多くが、採用後、FやEラン大学であることが多く、採用時には社会学系、福祉系学科を書いている場合は、要注意と最近は感じている。

 

Fラン大学やEラン大学をなぜ避けるのか、単純に社会人として、社員として一人前にするのに時間とコストがかかるし、定着率もよくない。

 

顧客とのトラブルの発生率、コンプライアンスへの認識、仕事への不満や会社への注文も多いので、学歴フィルターでFラン大学を避けるのは、単に採用の効率性、生産性を考えれば当たり前な感じが採用する側からは感じている。

 

大学名でのフィルターは社会の風当たりもあり、厳しいかもしれないが、学科のフィルターはもしかしたら、かけている会社があるのではないかと思う。

 

個人的には、出身大学名は、その個人の努力できる尺度、我慢強さの証だと自分は考えている。

 

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