獣医学部、一部では医学部並みに難易度が高いと書かれている。

 

獣医師は年間1000人ほどしか新たに免許を取得できず、現に業についている獣医師はといえば、恐らく3万人~4万人程度ではないかと思う。

 

医師の場合、登録を行っている者は34万人程度らしい。

一方で、年間9000人は医師免許を新たに手にしている現状を考えると、潜在的には40~45万人以上は医師免許を持っているとみられ、免許を持つ人の3割前後は医業には就いていない計算になる。

 

引退した方もいれば、結婚、出産を機に離職した人もいるだろうが、某大学病院の教授に聞いた話では、世代によっては女性医師の半数が免許を使った仕事に就いていないとのことで、獣医師も恐らくは同じような感じだろうと思う。

 

医師として働いていない人は何をしているか、子育て中の主婦も多いらしいが、医師免許に加えて別な特技などを生かして仕事をしており、知り合いでも医師でありながらシステム研究者として、医療システムの開発に取り組んでいる人もいる。

また、聞いた話では、ハードクレーマーなどに心が折れ、薬剤師などで働いている人がいると聞いた事もある。

資格は取り直しになるが、医学部に行ける力があれば、薬剤師の国家試験はパスできるのだろう。

 

ところで、獣医師、仮に免許保持者が5万人いて、医師と同じ比率なら、その3割が未就業とすると、3万5千人ほどが獣医師として仕事をしており、その6割が動物病院の獣医師らしいので、獣医学部が増えなければ、動物病院の上限は2万軒程度になる。

資料によると、動物病院の届け出数は2019年現在で、12247施設で、所属する獣医師数は1.5人程度とみられ、ほとんどが1人か家族での経営になるのだろう。

 

一方、歯科医院は68500軒らしく、それからすれば、獣医師の定員が増えなければ、獣医師という選択、今後も安定して収入が得られる職業の一つではないかと思う。

 

岡山理科大の獣医学部ができた経緯や背景などがグレーなのを考えれば、これから30年ぐらいは獣医学部の新設、難しくなったのではないかと思う。

そう言った面では、下の子の選択、悪くはないと思うのである。

 

ところで、獣医学部、難易度が受験サイトによってまちまちで、私立はこんな感じである。

① 日本獣医生命科学大学>>酪農学園大学=岡山理科大学>=麻布大学=日本大学>=北里大学

➁ 日本獣医生命科学大学>>日本大学>麻布大学=北里大学>酪農学園大学=岡山理科大学

③ 日本獣医生命科学大学>>日本大学>麻布大学=北里大学=酪農学園大学>>岡山理科大学

④ 日本獣医生命科学大学>>日本大学>麻布大学=北里大学>岡山理科大学>酪農学園大学

➄ 日本大学>日本獣医生命科学大学=麻布大学=北里大学>酪農学園大学>>岡山理科大学

➅ 日本獣医生命科学大学>日本大学=麻布大学=北里大学>酪農学園大学>岡山理科大学

 

6つのサイトで6校を比較すると、恐らく、日本獣医、日大が難易度が高く、麻布、北里、酪農、岡理の順でのようではないかと思う。

獣医学部の現役学生の話では、麻布、北里、酪農、岡理は、獣医師になりたければ基本併願らしい。

 

あとは受験科目の相性や、試験の内容に左右されるかとは思う。

東京に住んでいるので、岡理は遠いので受けないと思うが、麻布、北里、酪農は恐らく併願だろう。

 

そして、この3校、また、うまく受験日がずれているのである。

これからは、しばらく受験先の研究に終始しそうである。