最近、定額給付金の再支給を求める声が出ている。

 

個人的には大反対である。

前回の定額給付金、ほとんどが貯金に消えたらしいし、そもそも国などがお金を配る行為自体、施策としては誤った施策だと思っている。

 

今の国の財政は、年間で使うお金の半分しか税収が無い。

お金は無限に湧いてはこない。

 

個人レベルでみれば確かに10万円くれれば嬉しい。

しかし、常識的に考えてそんな事、いつまでも続かないのは少し考えれば分かるはずである。

 

日本人はいつからそんなにナマケモノになってしまったのかと思ってしまう。

いわゆるバラマキ施策、これはまさに政治にとっては「麻薬」なのである。

 

最初は気持ち良くなり、時として普段に味わえない、気持ちの良い感覚になるが、最後は廃人になってしまう。

昨日、たまたま、介護などの業界での有効求人倍率が4倍近くで、依然として高いとの記事を見た。

 

仕事がなくなれば、これまで就いたことが無い、やったことがない業界で働けば良いと思う。

勇気はいるし、ストレスは最初はあると思う。

 

世の中は常に進化するのだから、仕事も就職してから定年まで同じ仕事をしている人の方が今や珍しいはずである。

 

年間、消費税まで入れると数百万の納税額になるのではと思うが、こんな施策の為に納税をしているのではない。

10万円配ってそのツケを子供の世代が払っていくと思うと、定額給付はもう絶対に行うべきではない。

 

1回もらった国民が「もう一度支給を」と言っているのは、結局は「麻薬」を味わってしまったからだと思う。

中毒患者にならないためにも、二度と使ってはいけない政策だと思う。