関東で高校受験する際には、併願優遇制度なるものがある。

 

5科目の通知表の合計が20以上なら、試験当日は無条件で20点くれるような制度で、中堅高校より下のクラスでは結構一般的である。

また、当日加点だけでなく、事前に出身中学校と受験予定の高校とで話をし、例えば基準が5科目の通知表合計が20以上なら、その基準にさえ達していれば、話し合いの中で合格を内諾してくれる制度まである。

 

中身も、公立を第一志望し、公立が落ちた場合は優遇を受けた私立に進む約束のものから、公立、私立とも併願を認めるものまで、その形態もさまざまである。

 

子供の頃にあったのは、私立単願受験という方式のみで、合格しやすいというだけであった。

単願にすればどのぐらい有利になったかは不明である。

 

それに比べ、今ではかなりオープンに受験案内などに、この優遇制度が載っている。

併願優遇制度の中の、併願確約と言われる、当日、とんでもない点数を取らなければ通知表の評価で合格を約する受験方法、もし、希望者が集中したら、どうなるのかと不思議に思ってしまう。

 

また、それも考慮しながら、年度によって基準ラインを少し上げたりして、受験生を絞るような学校もある。

併願優遇制度、結構頻繁に変わるので、前年と変化がないか、マメにチェックしておく必要がある。