今、医師国家試験が静かに変わろうとしている。
医師国家試験など、一生の職業なるような試験は、深い議論を経て10年単位で大きな変化がある。
最近では、2018年に3日間500問から2日間400問と減り、少し整理された。
なぜ問題数が減ったのか、それは4年生の時に導入された、CBTとOSCEと言われる中間試験のようなものが導入されたかららしい。
いわゆる筆記試験と実技試験のようなものらしい。
そして、今、医師国家試験で議論されているのは、試験のCBT化らしい。
いわゆるパソコンでの解答になる事を目指しているようである。
英検などでは、既に導入されているパソコンでの解答、英検ではスピーキングも録音によって解答を採点しているようである。
何となく見え隠れしているのは、ペーパー試験では実現できない、実物の鑑別などができるのではと思う。
画面上でカラーの病斑などをみて、何の病気か解答したり、歩く様子、3DのCT画像などを見てどんな病気かを解答させたりすることができるようになる。
また、聴診器から聞こえる音などから疑われる病気を解答させる事もできるようになり、より、実践に近い、臨床的な問題も作ることが可能になる。
多分、驚くべき進化がCBT化によってもたらされる可能性がある。
厚労省での検討の過程では、大学6年目は、研究などにさく時間が減り、国家試験対策に終始することから、研究と臨床が途切れる事を指摘しており、臨床に関する問題を多く出すことで、少しでも「試験対策」一辺倒の現状を打破したいようである。
そして、現在、大学4年生で一定の専門知識を確認しているので、国家試験では、重複を減らし、その分、臨床に関する試験を増やそうとしているようである。
正直、実に興味深い改革であるし、自分が若いころに取った資格で「鑑別試験」がある試験があったが、より実践的に鑑別などの試験ができるようになる気がする。
医師国家試験でCBT化がなされれば、いずれ薬剤師、歯科医師などの国家試験でも導入されるのではと思う。
知識だけでない、臨床もできる医師を育てる試験を目指す取り組み。少し動向を見守って行きたい。
