青年と彼女の3ヶ月間 -6ページ目

青年と彼女の3ヶ月間

とある青年と彼女が過ごした、たった3ヶ月間の幸せな時間。

彼女の人生とその価値。

生きる理由とその終わらせ方。

2人は晴れて交際を始めました。


今までも付き合っているようなものでしたが、けーちゃん(と、ついでに主ちゃん)の素性が分かったことで、2人の仲は急速に進展します。


そんな2人のLINEのやり取りを少し覗いて見ましょうか。




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『ごめんちょっと寝てた』

『たまには体を主ちゃんへ返上、そしたら青年さんと会話できない。面倒な体でごめんなさい。』

「体返すのは良いことです。そこは我慢するよ!」

『そして今日ー明日のヨルにかけて、本格的に体を一時返すので連絡できんくなります。申し訳ない。』

「さすがに彼氏といるときはなw」

『ねえねえこれって二股なのかなww』

「ん、別人だろー?主ちゃんも《けーちゃんとよろしくやってくださって結構です》って言っとったよ?」

『主ちゃんwwwwwテラビッチ』



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『(」・ω・)やあ、お仕事お疲れ様です』

「おう!まだ仕事中だから待っててねー」

『フォイ!』

「ごめんのー、仕事終わったら光の速さで連絡するさかい」

『フォイ!』

「フォイフォイうるさいフォイwww」

『フォイ...』

「何時まで起きてるかなぁ?」

『フォイ!最長れいじ!』

「がんばるフォイ!」

『おうえしてるぞよ』



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『んにゃー。あなた人に優しすぎるからもっと自分のために優しさを使ってくれよ』

『わたしの身にはあまりにも勿体無いの。申し訳なくなっちゃうの』

「んー、大丈夫。自分のためだよー」

「自分の楽しいことしてるだけ!楽しみ最優先!」

「ちなみにどこが優しいと感じるのかねー?」

『んー、ちゃんとわたしにむきあってくれた、それがうれしくて。悲しい時もお話聞いてくれて、何度も会いに来てくれたの、それがどれだけ嬉しくて救われていたか。知らんのだろう?』

「そこまで想われていたとは、びっくりしてます。」

「俺はあなたの人間性に惹かれ、少しでもその悲しみから救ってあげたいと思って行動してきたので、そう想ってくれることが嬉しいです。」

「あと、救われているのはお互い様な。」

『なんだか不思議。《出会いは風俗なのにwwww》なんて茶化すけど不思議な縁もあるものね。』

『でも、ひとつ。お互いがお互いに依存しないように、気を付けなきゃ。』



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『ちょっと切ない話をしてもいい?』

切ないのかー、苦手だがしかたない、聞こうか。」


『これから主ちゃん、後輩としゃぶしゃぶなんだって。食べ放題の。わっちだって食べたいよ!!!!しゃぶしゃぶ!しかし食べるのは主ちゃん。切なくない?』


「www」

『な?切ないっしょ?』

「日曜の夜は予定あるのか?」

『特に!ないけど!月曜日!仕事!なので晩ご飯ご一緒したら帰路に着こうと思いまして』

じゃあ日曜の晩ご飯はしゃぶしゃぶだな」

『!』

「シャブじゃないよ」

『シャブシャブ...ヘッヘヘ旦那ァ!』



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「そろそろ俺に飽きてこないか?優しいだけの男だぞー?

『飽きないwwボケとツッコミ出来るし!逆に飽きない?』

「お前みたいな面白いやつ飽きようがないわwww優しいしね」

『おら別に優しく(ヾノ・∀・`)ナイナイ。面白く(ヾノ・∀・`)ナイナイ』

「はいはい、そうねそうねー!ヾ(*´∀`)ノ」

「最後までずっと一緒にいるからな!」

『てんきゅ!あと1ヶ月くらいかー、切ねぇww』

『4年くらいか、寄り添ってたのって』

「最後の最後でぎりぎり間に合ったな俺www」

『4歳児wwバァァァァブゥゥゥww  verb

「やめろwww」

『ロリコンだね』

「そうだね。あと4歳児はそんなに英語に精通してません」

『!』

『v....verb!』



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『切ない話をしていいかい?』

「またしゃぶしゃぶの話ね?いいよー」

『こうさ、しゃぶしゃぶ食べたかったところでわっち寝たのよ。んで主ちゃん覚醒するやん?で、帰宅して入れかわるやん?』

『な ん だ こ の は ち き れ ん ば か り の は らは。』


「食べてないのにwwwデブwww」

「おいしいとこ逃してwwwデブwww」

『結果、わっちが味わってるのは腹痛でう。あんのクソビッチ』

「じゃあもう主ちゃんに体返せば?www」

『やだよ!』

「と、言わせたかっただけです。愛されてるなぁ俺。」

『くっそwww』




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「じゃあそろそろ仕事戻るわー」

『わんわんお!ごしゅじん!がんばってくだしぁ!』

「いえあ!」


『さてはて読まれるのがいつになるかわからないお手紙を、書きましょう、そうしましょう。



うーん。

青年しゃんだいすき!!の一言に全部詰め込みます。』



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「気付けばけーちゃんのこと考えてるねん」

『それ恋やで。アッサリサッパリ断言』

「!」


「気付けば仕事のこと考えてるねん」

『それ社畜やで』

「!」

「これが…社畜…?」

「きゅんきゅん」

『おいおい』



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『シャワー浴びた!さむい!ごしゅじん!すき!』

ドライヤーするよー!』

『びゃーん!ドライヤーはキライです!』

「ぬれたまんまでいいのー?」

『自分でブルブルブルするです。ブルブルブル』

「そかそか、じゃあ電子レンジで…」

『ハッハッハッ…ごしゅじん!すき!すき!』

「はっはっは!かわいいやつめ!」


『レンジで温めてもよいのですがその際動物愛護法というものがございますのでご利用前に必ずご確認下さい』

「テラ冷静」


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「イケメン《へーいそこの彼女、ご飯でも食べに行かない?》

『イキマテン ペッ』

「イケメン《ちょっとぐらいいいじゃんかー。彼氏いるのー?》」

『イクナイ カレシイル』

「イケメン《そんなにかっこいい彼氏なのー?www俺の方が絶対いいってwww彼氏のどこがいいのか5つあげてみてよwww》」

『やさしい、かわいい、ツッコミが的確、ボケも的確、かと思えば甘えてくる、スタイル抜群なので洋服選びが楽しい、煮卵おいしい』

「イケメン《ヒュー!こいつは勝てねぇや!あんたら、いいカップルだよ…これからも仲良くな!》」

『あたりめーだ』

「青年《けーちゃん…大好き!愛してる!!》」



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『ライン来たから出てきました』

「あれ、主ちゃんになってるときでも気付けるの?」

『たまーに主ちゃんののぞき見してるのさー。あと昼間パス解除してたの忘れててな』

『非通知設定とパスで主ちゃん普段は見られないのよ。それ昼間パスと、ロック忘れててな主ちゃんが青年さんからのライン気づいたあたりでパパっと。』

「なるほどー」

『もう少しで主ちゃんとLINEするとこでしたな』

「でしたな」




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『今週は会えない週末。なんて楽しくないんだろう。終末だわ』



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『主ちゃんのチラ見すんの楽しいよ。フェイスブックとかもたまにチラ見する』

『愛が歪んでる気がする、多分わっち、stalker気質だとおも。』

『主ちゃんのこと愛してるもの、ちゃんと。』

『でなきゃここまで尽くさないwww』










まだまだLINEのやり取りはありましたが、いい加減この辺で切り上げましょう。正直見ていて爆発しそうですからね。


さて、こんな毎日を過ごして時は2月末。残り1ヶ月となった辺りでこんなやり取りがありました。



「けーちゃん、お仕事上がってくれないか?少しでも一緒にいる時間を増やしたいんだ」

『でもまだ目標額貯まってないのよ…やめられないー』

「足りない金額は俺が出すよ?」

『いえいえ、そんなこと出来ません受け取れません申し訳ないのです』

「むー、じゃあ上げるんじゃなくて働いてくれない?それの対価としてお給料という形で支払うよ」

『働く?何するの?』





「毎日、晩御飯を作って俺の帰りを家で待っていてください。そして一緒のベッドで寝ましょう」










後日、けーちゃんは主ちゃん宛に置き手紙を書きました。








《主ちゃんへ ごめんなさい。3/25まで身体を借ります》










そして月日は流れ、遂に3月を迎えます。

2人の同棲生活は一体どうなるのでしょうね。