前回の記事のつづきです・・・。

そう言えば・・・、

前回の記事の終わりに

「つづきます・・・。」

と書き忘れてました・・・スミマセン。

 

さて、

職場に戻った私は、

山崎さん(仮名)の指示通り、

言われた作業を始めた・・・。

今からの就業時間内に

出来なくはない位の作業量である・・・。

ところが、

作業を開始してから

1時間も経たないうちに、

外国人上司がやって来て、

「これをやって!!こっちの方が

 急ぎだから・・・。」

この人は、本当に「中途半端」な

タイミングで毎度毎度、

指示の訂正をする。

 

私が、ごくまれに

納期間際の仕事の

報告のタイミングを遅らせると

キレ気味に怒る癖に、

自分は、いつもテキトーである。

「自分の事は棚に上げて

 他人にはやたらとキビシイ・・・」

という、私の分析通り・・・だ。

 

さらに、

彼が提示した作業は、

今から作業を開始して

ギリギリ終わるか終わらないか・・・と

いう様な作業量であった。

しかしながら、

この急な変更によって、

先程の山崎さん(仮名)から受けた仕事は

中断してもよい事になった。

・・・つまり、

ババアの尻拭きはしなくてよくなった

訳である・・・しかし、

その作業の後始末等の仕事が

残されている。

早く、与えられた仕事を終えて、

その作業も完遂せねばならない・・・。

 

そんな訳で、

私は、すぐに、外国人上司が

やれと言った作業へと

切り替えることになった・・・。

相変わらず、彼からは、

作業に関する具体的な説明は無い・・・。

毎度のごとく・・・ほぼ、

「丸投げ」である。

 

そして、私は、

いつものごとく、「手探り」状態で

作業を開始した・・・。

いざ、やってみると、

かなり、手間がかかりそうだ・・・。

下手すると、終わらないかもしれない。

しかし、悲しいかな・・・

「ニッポンのサラリーマン」を

十数年務めた私は、何とか

終わらせようとしてしまうのである・・・。

 

・・・とは言え、

作業の全容は、また

明確にはなっていなかった。

そこへ外国人上司とは別の

主任がやってきて、

具体的な指示を出してくれた。

これで、やっと作業の全容が

見えて来た・・・。

そうなると・・・これは、

時間がかかりそうだ。

私は、必死に作業を進めた・・・。

・・・そして、

なんとか時間内に

作業を終えることができた・・・。

 

しかし!!!

山崎さん(仮名)が提示した作業の

後片付けが残っているし・・・。

さらに、その作業の事務作業(書類記入)と

この作業の事務作業が残っている・・・。

 

正社員でもないのに

サービス残業をしなければ

終わらないかもしれない・・・。

 

とりあえず、この作業の

事務作業(書類記入&完成)から

終わらせようと、

作業指示書への

書き込みを始めた・・・が!!

何故か計算が合わない・・・。

その指示書に書いてある

前任の作業者名を見ると、

かのジジイである・・・。

  (こちらの記事を参照↓)

リアルな「スメハラ」に遭遇・・・。

 

生産数量が合わないのだ・・・。

私は、自分が最初に貼った

シリアルナンバーを覚えていた。

なので、

ジジイが貼った最後のナンバーは

「92」であると確信できる。

製品は、「20入り」なので、

ジジイの生産数は、92×20=1840である。

しかしながら、彼は、

「1040」と記入していた・・・。

ふと、もう一つの記入欄を見ると、

そこに「800」と書いてある。

どうやら・・・

「1040」+「800」=1840・・・ということらしい。

そんな記入方法は存在しない。

この用紙に

数字をかき込む箇所は、全部で4箇所。

そして、それぞれの欄の合計は全て、

生産トータル数量と一致しなければならない・・・。

これは、「基本」中の「基本」である。

にも関わらず、

このジジイは、変な勘違いをしている・・・。

おそらく、

この事務的作業を、普段は

山崎さん(仮名)が、

全てやってあげていたのだろう。

山崎さん(仮名)は、「自閉症」である。

彼にキチンと導入指導が出来ているのだろうか?

そして、ジジイ自身の能力も危うい・・・。

よって、双方に確認しなければ、

どちらに過失があるのかは

分からない・・・。

とは言え・・・このジジイ、

入社してから2カ月くらいは

経過しているのに、このスキルとは・・・。

 

この企業・・・前述の通り、

何においても、ほぼ「丸投げ」である。

私の場合、

この企業での「経験」もあるし、

まともな企業での勤務経験もある・・・。

だから、そんなテキトーな指導にも

対応できるが、

そうでない人達は、対応できない。

それに加えて、

あの・・・ジジイである。

 

あまりにも急いでいた私は、

これしきの事で、軽いパニックとなり、

対応が若干、遅れてしまった・・・。

しかし、気を取り直し、

再度、計算をし直した・・・が!!

まだ、合わない!!!!!!

さらに、パニくる私・・・。

そこで、落ち着いて、

前工程の作業者が書いた

手書きの書類を見直した・・・ら!!

一番下に小さく、

私が作業した分の数量は、

トータル数量に含んでいない・・・という表示が!!!

書面の下の方に小さく書かれていた・・・。  汗

 

くそう!!!

よく見ていなかった!!

見てない私も悪いが、

普通、こういうのって、

指示する側から「補足説明」か「確認」が

あるハズだ・・・が、しかし!!

「丸投げ」外国人上司に、

そんな良識ある企業で

通用しているような「常識」は、

まったく通用しない・・・。

 

・・・結局、

ババアの尻拭いはしなくて済んだが、

結果的には、

「外国人上司」と「ジジイ」と

「前工程作業者」の計三名の

尻拭いをさせられたことになる・・・。

 

言われたことを、

なんとか全て終わらせた・・・私。

もちろん、時刻は定時を過ぎていた・・・。

 

・・・このように、

この職場は、自分だけが頼りであり、

クソ共のう〇こ的なミスや手抜きを

先回りして感知し、

地雷を踏まないように

作業を進行しなければ、

ヒドイ目に遭う・・・。

そういう注意をしていても、

この外国人上司のように、

「急な変更で発生した作業」と見せかけて

自分が指示し忘れていた

(管理・確認漏れの)作業をブッ込まれると、

「先回り」もできない・・・。      笑い泣き汗

 

これが、「地方(田舎)」の

中小企業の・・・

如何ともしがたい「理不尽」の一つである。

 

兎に角・・・、

この立地、この階層・・・を考慮しても、

本当に、「良識」ある「人材」が少ない。

故に、仕事を熟せる人間に

仕事が集中し、過剰な負担となっている。、

そして、そうでない人間は、

そんな事も気にせず、

ノーテンキに、同じミスを繰り返し続け、

それでいて、同じような額の給与を

もらっている・・・。

都会には存在し難い種類の

「理不尽」が多過ぎる・・・と、

考えざるを得ない・・・。

 

 

 

 

・・・つづきます。