「スメハラ」・・・

「スメル ハラスメント」の事ですね・・・。

 

昨日、職場に行くと、

私が昨日、作業途中で帰宅した仕事が

すっかり片付いていた・・・。

 

その仕事は、若干、面倒な仕事で

未経験者にはさせない方が良い仕事だった。

ところが、障害者採用の山崎さん(仮名)が

キャリアの浅い爺さんパート社員に

やらせてしまったのである・・・。

 

その仕事は、

全製品の表面のキズを

必ずチェックしなければならない。

昨日、その「要チェック品」を

3品だけ、わかるように置いておいた。

そして、今まで通り、

どうせ私が、この作業の

「つづき」をやるだろうと、

3品の一番上にだけ

「キズあり」紙表記した紙を

置いておいた・・・。

 

ところが、

この仕事を引き継いだ、爺さんパート社員は、

一番上の不良品のみを捨て、

その他は、全くの「ノーチェック」で

梱包し出荷口へ出してしまった・・・。

 

そこで、私はそのことを指摘し、

抗議すると、

ジジイは逆ギレ風にこう言った・・・。

「あんたが、3つの内の

 一番上にしか「不良品」の表示を

 していないから、

 他のは見ていない。」

・・・と。

 

いやいや、ちゃうやん!じいさん!!

「作業指示書」に

「傷をチェックする事」と

書いてあるやん!!

 

・・・と、

私は正論を言うのだが、

ジジイは興奮しているのか

理解力が無いのか、それとも、

その両方なのか?

同じ言い分を繰り返す・・・。

 

そんな事を何度か繰り返した後、

じいさんは、ようやく、

私の言う事を理解した・・・。

理解したうえで、ジジイは、

次に、こう言った・・・。

「傷、と言われても

 その度合いが分からない・・・。」

 

なるほど、この職場においては、

これは正論なのである。

この企業に、現場レベルの「基準書」

なんて存在しないからだ。

 

しかし!!そう思うのなら、

社員に確認しろ!!

 

前から思っていたが、

「シルバー採用」のこのジジイ・・・

一般的に、見た目は「じいさん」だが、

私には、

「幼稚園児」にしか見えない・・・。

 

私は、本件における

大事な部分を補足した・・・。

 

「作業指示書に、

 傷をチェックしろ、と書いてあるでしょ?

 だから、そのチェックをせずに

 クレームが発生したら、この会社は、

 あなたに『書いてあったでしょ。』とだけ言って

 あなたに全責任をかぶせる・・・そして、

 管理職の責任逃れの為に、

 会社への報告者(証拠)となる

 「始末書」を書かせる・・・。

 その程度の管理能力なんですよ・・・この会社は。」

 

このアドバイスには、

さすがにジジイも黙った・・・。

 

そこで、

この論争を見ていた社員の一人が

仲介に入って来た・・・。

日本人は、

「論争」と「ケンカ」を

同等にしか

見れない事が多い・・・。

 

そこで、

このジジイのチェック漏れ製品の

「再検査」の必要性があるかどうか?・・・を、

主任に判断いただくことになった。

ところが、この主任、

管理職経験が浅いので、

結局、いつもの外国人上司が

判断することになった・・・。

 

結局、

その外国人上司の判断により、

「再検品」の必要はなくなった・・・。

 

そして、この後、

この現場をよく知る正社員の方が、

今回の件について、

こっそりと、私に

説明に来てくれた・・・。

 

そもそも、

私が途中のまま帰宅した作業は

中途採用の若い男性が

引き継いでやることになっていたのだが、

その彼の隣で作業していた・・・、

自他ともに認めるダメ社員君の

体臭に耐えられず、

これ以上、彼のそばにいることを

強要するなら、

「スメハラ」として事務所に

抗議に行く・・・と言い出したらしい。

それで仕方なく、その若い男性社員と

かのジジイと交代させたそうな・・・。

 

こんなに、リアルで間近に

「スメハラ」を経験したのは初めてである。

 

かのダメ社員の体臭は・・・

この時、説明に来てくれた正社員の

表現を借りると、

「野良犬のような臭い」・・・。

 

これに関しては、彼に対する

「イジメ」のように聞こえるかもしれないが、

そんな次元の話ではない。

彼から発せられる臭いは・・・

もう・・・いろいろな「悪臭」が

混じっている強烈な「悪臭」である。

彼が休んだ後の休憩室には、

その悪臭が蔓延している・・・。

私は、最初、知らずに、

「鶏糞のニオイがしませんか?」と

彼本人に聞いたことがあるくらいだ。

皆、これを分かっているが

誰も口にしない・・・。

「農」の思考様式である・・・。

 

しかし、動物園や

畜産の仕事をしている人が

糞尿の臭いに慣れるのと同じで、

人は慣れるモノでして・・・。

私は、ずっと彼と近い場所で

食事をしている・・・。

兵士は、歴戦の中で、

戦場の劣悪な「死臭」の中でも

平気で白飯が食べらるようになるらしい・・・。

わたしにも、それに近い現象が

起きているのかもしれない・・・。