「はじめて学ぶ水屋仕事 」 | ひめぴょんのブログ

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岩国在住です。ここでの生活の中での楽しみをご紹介できたらと思っています。せっかくなので、行こうと計画中のイベント情報などもupすることにしてみました。

「はじめて学ぶ水屋仕事 」

お茶のお稽古の基本は水屋にあり、水屋の準備は心を清めることにもなる。決まった手順はない。守らなければならないとされていることで、知らないことも多かったです。年月をかけて蓄積された知恵がそこにあります。準備と後片付けをすることは大事で初心者でもやらせていただけることをやるのはすごく勉強になります。本でも勉強することでより深まりました。

水こし柄杓は釣瓶でくみ上げる井戸水には棕櫚のくずが入るのでそれを濾すために必要だったが、現代では不要かもしれない。そういう経緯を知るのも面白い。

茶碗を使う前に洗うというのは付着している汚れを落とすということと、茶碗は多孔質で熱い湯により急膨張を起こすとひび割れの原因になることもあるので水を含ませておくのが良いとされています。

「お茶をはく(薄茶器や茶入れにお茶を入れること)」前にふるいで濾さないと、ダマができる。→私は家でお茶を点てるときは茶こしにミニすりこぎを使って濾しています。先生がやっている姿は見ませんが家でやった状態でお稽古場に持ってきているんだと思いました。

黒文字(お箸)は水をかけて湿らせて水を拭いておく。→お菓子が黒文字にくっつかない工夫。

水に濡らさないもの:薄茶器、茶杓。

畳みを掃くときに鳥の片羽の座掃きを使う。畳みを痛める心配がなく、きれいに掃き出せる。電気掃除機は茶室を傷つける。こういうところにも気遣いがあるんですね。それって何だろうと思って調べてみましたが、見たことはない気がします。確かに我が家の畳は掃除機を使うからか傷んでいます。

ティッシュペーパーは化学繊維が入っているので塗り物を傷つけやすいので、和紙が良い。

釜の内部は手を入れない。手の脂がさびや腐食の原因になる。ただし、昔の釜は大丈夫だそう。